名古屋が地盤のSKE48と、大阪を地盤とするNMB48が、3月31日にシングルを同時リリースすることがわかった。48グループでは史上初となる同日発売だが、はたしてどちらに軍配が上がるのか?
「昨年のシングルに限ると、SKE48がリリースした3作品はいずれも初週売上で40万枚の壁を突破できなかったのに対し、NMB48の2作品はクリア。直近の比較ではNMB48が勝っていると言えます」(アイドル誌ライター)
SKE48にはほかにも懸念材料がある。近年、メンバーの卒業が相次いでいるのだ。いまや卒業発表が恒例行事と化しており、ファンからも先行きを心配する声があがっている。
「SKE48では昨年、研究生を含めると18人が卒業し、今後も7人の卒業が予定されています。元キャプテンの中西優香や、現チームKIIリーダー・古川愛李の卒業発表はファンに衝撃を与えました。一方のNMB48は卒業が9人、卒業予定も3人。その中で人気メンバーと言えるのは山田菜々くらいですから、卒業の影響はほとんどありません」(前出・アイドル誌ライター)
人気メンバーの多さは握手会での集客力に直結する。SKE48では新シングルのセンターにW松井(松井珠理奈と松井玲奈)を再登板させたが、その2人がこなせる握手の回数に限界があるのもまた事実だ。
「しかもNMB48は、まだシングルの選抜メンバーを発表していないにも関わらず、個別握手会の会場を先に発表しました。インテックス大阪とパシフィコ横浜で3回ずつ、そしてSKE48のお膝元であるポートメッセなごやも含まれています」
シングルの内容よりも、いつどこで握手できるかのほうが大事。そう言わんばかりに握手会会場の発表に、いかにも大阪らしい商売根性が見え隠れするが、そのアグレッシブさがCDセールスにもつながれば、直接対決はNMB48に軍配が上がりそうだが。