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守田英正のマンチェスターUだけじゃない!日本代表の「プレミアリーグ大量上陸」が始まる

 プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は、成績不振を理由に、10月28日にエリック・テンハグ監督を解任した。

 名門復活を掲げていたが、第9節を終了した時点で14位(3勝4敗2分)に沈み、スタートダッシュに失敗。立て直しの切り札として、スポルティング(ポルトガル)のルベン・アモリム監督就任が急浮上している(10月30日現在)。欧州に詳しいサッカーライターが話す。

「今季のスポルティングは9戦9勝で、首位をキープしています。まだ39歳の青年監督ですが、新世代の名将として高い手腕が評価され、後任にはうってつけの人物。国内リーグの成績はもちろん、チャンピンズリーグの出場権からこれ以上、遠ざかることは、クラブの沽券にかかわります。契約解除金に1000万ユーロ(約16億5000万円)がかかりますが、正式合意は間近とみられています」

 アモリム政権の誕生となれば、冬の移籍期間に「チルドレン」を引き連れてくるのはよくある話。そこで期待されているのが、スポルティングに所属する日本代表MF守田英正の電撃移籍なのである。

 今季の守田はこれまで全試合に出場。9連勝に大きく貢献して、アモリム監督の戦術を熟知している。

「ボランチのブラジル代表カゼミロの凡ミスで失点する場面が増え、新政権が誕生すれば、守田をその後釜に連れてくる可能性は低くない」(前出・サッカーライター)

 マンチェスターUの再建が楽しみなところだが、ここにきて守田だけではなく、最高峰のプレミアリーグの舞台に日本人が「大量上陸」する可能性が出てきた。

 フランスリーグで名前が挙がっているのが、絶好調のFW中村敬斗(スタッド・ランス)とFW南野拓実(ASモナコ)だ。前出のサッカーライターの説明によると、

「昨季4得点の中村は、加入2年目に5試合連続ゴールを記録して、すでにデビュー年を上回っています。特に第7節のモンペリエ戦では相手のプレスをものともせず、ペナルティーエリア外から右足を振り抜き、ワールドクラスのゴールを決めました。プレミアのスカウトマンの間では、得点を決めるたびに市場価値が上がるともっぱらです。一方、南野は得点こそ今季1ゴールですが、切れ味鋭いドリブル突破で、幾度となくチャンスを演出。首位争いの立役者になっていますね。プレミアリーグの経験があるので、トップ10入りを目指す複数の中堅クラブが、後半戦のキーマンとして触手を伸ばしていると聞いています」

 さらに、ドイツのブンデスリーガでは、MF堂安律(フライブルク)の注目度が増し増しだった。

「チームの王様として君臨し、今季はリーグ戦で4得点1アシストを記録して、好調を維持しています。今夏にウォルバーハンプトンが堂安をリストアップしましたが、移籍は実現しなかった。しかし、エースを任された韓国代表のFWファン・ヒチャンが絶不調で、クラブは降格争いを展開中。出場機会が激減しているエースの後釜に、移籍話が再燃しているのです」(前出・サッカーライター)

 現在、プレミアリーグで戦っている日本人選手はDF冨安健洋、MF三笘薫、MF鎌田大地、MF遠藤航、DF菅原由勢の5人。ウワサ通りに新たな移籍が実現すれば、日本代表のレベルアップとともに、古参のファンは「すごい時代になったものだ」と、改めて驚くに違いない。

(風吹啓太)

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