DeNAのルーキー・度会隆輝が、今年5月に神奈川県内の選手寮を退寮していたことが明らかになった。度会は社会人出身で、球団の基本的ルールは1年間の寮生活としているが、特に問題はなかったとしている。今後は若手選手の入寮期間を緩和する動きがあるという。球団OBがその背景を説明する。
「今の選手はマイペースにやりたい子が多いので、プロに入ってからも寮生活が続くと嫌気を差す者が、以前よりも多くなった。それなら球団の特徴として『早期退寮』をウリにすれば新入団選手にとって都合がよく、DeNAへの入団を前向きに考えてくれるのでは、という球団戦略があるようですね」
ただ、度会はルーキーイヤーの今年、いきなり週刊誌に地下アイドルとの交際をスッパ抜かれるなど、グラウンド外の姿が注目を浴びた。球団OBが続ける。
「もしかしたら『結婚を見据えて同棲する』などと理由をつけて退寮した可能性も考えられるが、あの報道があってから確実に成績は落ちてしまい、クライマックスシリーズ、日本シリーズには出場ならず。本当はもう少し結果を残してから退寮すれば誰も文句を言わないですが…。実は関係者の間では、かつて規定期間よりも早く『退寮させろ』と訴えて出た挙句、タニマチ連中と飲み歩いて不調に陥った元阪神エースを引き合いに出して『藤浪晋太郎へ一直線だな』と揶揄されていたりも」
来季は雑音を封じる成績を残したい。