2月16日に放送された「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)で、「ギャラが伸びない」と不満を漏らしたマツコ・デラックス。「けっこう頑張っても伸びない」「10年遅かった、テレビに出るのが」と嘆いて見せた。とはいえ、公式HPによれば、現在はラジオを含めレギュラー番組8本、連載3本のほか、名だたる企業のCMを数社と、まさに超の付く売れっ子ぶりである。
その上、マツコがゲスト出演した「ヨルタモリ」(フジテレビ系)や「おしゃれイズム」(日本テレビ系)、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)は、軒並み平均視聴率を上回り、いまや業界では“新視聴率女王”との呼び声も高い。
これだけ稼いでいるなら、さぞや豪勢な生活をしているのだろうと思いきや、実生活はかなり質素だと芸能関係者は話す。
「マツコが高級マンションを買ったとか、豪邸を建てたという話は聞きませんね。食生活も好き嫌いの多いマツコのために準備されたテレビ局の弁当がほとんど。あとはコンビニで買って済ませているそうです。夜も飲み歩くわけでもなく、物欲が激しいわけでもない。相当貯め込んでいるのでは? ともっぱらの噂です」
唯一こだわりがあるのは、衣装だという。
「テレビ出演する際に、『同じ衣装は着ない』と公言しています。それでも、ほとんどは生地代。デザインは同じなので、手間賃もそう高くはないでしょう。ヘアは局のメイクさんにしてもらいますが、美容学校を出ているので、化粧は自分でやっています」(前出・芸能関係者)
マツコがこれほどまでに貯蓄に精を出しているのは、将来への不安なのだとか。以前出演した番組では、
「老後は自分で何とかしなくちゃだし、この体でしょ? 介護が必要になったら1人じゃとても無理。2人は必要だから倍はかかるわね」
と説明。すべては老後の費用だという。
どんなに売れっ子になっても、奢ることなく質素な生活を続ける。庶民の視線を忘れないこのスタンスこそが“マツコ目線”が支持される理由の一つだろう。