米プロバスケットボールNBA、レイカーズ・八村塁による日本バスケットボール協会への「爆弾批判」が、各方面に甚大な影響を及ぼしている。
11月20日にはアジア杯が行われる栃木県宇都宮市で、協会の渡辺信治事務総長が緊急の取材対応。
「重く受け止めている。コミュニケーションをミスってしまい、負担をかけた」
などと陳謝した。事情に詳しい関係者は、次のように語る。
「八村がブチ切れたのは、今年のパリ五輪で全敗したホーバス監督の続投がすんなり決まってしまったことにある。五輪前の強化2試合が有明アリーナで行われた時に八村が欠場したことで代理店、テレビ局、バスケットボール協会が右往左往してしまったことにも苦言を呈しています。特に不満に思っているのが、強化試合で散々スポンサーをつけて開催、チケットも八村効果で即完売したのに、現場になんら還元されていない点。当時も収拾がつかないため、八村がわざわざ個別練習をコートで披露し、ブースターの溜飲を下げたともっぱらです。2028年のロサンゼルス五輪でも、八村が不参加になったら一大事。また右往左往するのでしょうか」
八村と協会双方の利害関係を整理しない限り、この騒動はしばらく収まりそうにない。