球界きっての変わり者が国際試合でも〝舌好調〟だ。国際大会「プレミア12」で打線の中核を担いながらも口を開けば大言壮語の連続で賑やかし。しかし、笑ってばかりはいられない。どうも、エキセントリックな発言の連続に所属球団からもサジを投げられているようで‥‥。
「俺が主役。ほんまに勝手に目立ってしまうでしょうね。というか嫌でも目立ってしまう」
こう真顔で答えたのは楽天の辰己涼介(27)である。断っておくが冗談半分ではない。宮崎合宿中にチーム内の役割を聞かれての真剣回答だったのだ。スポーツ紙デスクが解説する。
「大卒6年目の今季は初めて全試合に出場してパ・リーグで最多安打のタイトルを獲得しました。さらに守備のスペシャリストを表彰する『ゴールデン・グラブ賞』を外野手部門で4年連続受賞。外野手の『守備範囲の広さ』を示す刺殺数397でシーズン日本記録を76年ぶりに更新するなど離れ業までやってのけました。攻守の総合力はNPBナンバー1のセンターと言っても過言ではありません」
今大会では、自チームと同じく3番センターが定位置。残念ながら、オープニングラウンドでは「安打製造機」ぶりは鳴りを潜めてしまったが、グラウンド内外でのユニークなコメント力であきれるほど目立ちまくっていた。
「打順は何番を想定しているか聞かれて『特に何も言われていないけど、4番じゃないですか?』と答えるあたりはまだ序の口。11月5日に組まれた広島との練習試合後に報道陣に体重増に努めていることを明かしながら、『キャンプインまでに100キロまで持っていきたい。メジャーに行った時に対抗できないので』とメジャー挑戦まで口に出していました。いずれも真顔で、関西人なりのボケと見る向きもありますが、昨オフの契約更改の席で将来のメジャー行きを語っています。あながち冗談ではないのでは?」(前出・スポーツ紙デスク)
至高のアウトフィールダーがMLBへ。球団は流出阻止に動いているかと思いきや「出て行くなら『どうぞどうぞ』というのが本音」と楽天球団関係者はあきれ顔でこう続けるのだ。
「〝セリちゃん〟こと嫁のセリーナ夫人の〝炎上体質〟が懸案事項なのです。今年7月にZOZOマリンのライトスタンドでロッテの選手を口汚く罵ったり、ビジターの辰己の活躍に大はしゃぎしたりと、やりたい放題のマナー違反を自身のYouTubeチャンネルに投稿。双方のファンから大バッシングを浴びていた。後日、別の配信で辰己本人も『許してあげて』と悪びれる様子もなし。一方で、キャリアハイの成績を残しているのでアゲマン妻なのも否定できない。それだけに、2人の扱いには球団上層部も頭を抱えています」(前出・楽天関係者)
トラブルの火種は肉親にもいるようで、
「『嫁に息子(辰己)が洗脳されている』という告発を父親が複数のメディアにしています。どうも、その前段には大手メディアを中心に告発文を郵送していたんだとか。いずれも、セリーナ夫人を〝毒嫁〟とするもの。今オフにも怪文書めいた小包が寄せられているそうです」(前出・スポーツ紙デスク)
もう一波乱起きそうな予感もするが。