会場に詰めかけたのは、300人の球界関係者や有名人。ソフトバンク・王会長や侍ジャパンの井端弘和監督、佐々木主浩氏、山本浩二氏、平松政次氏、駒田徳広氏らのほかに、プロゴルファーやとんねるず・石橋貴明らの姿があった。
大洋や横浜、中日でプレーし、中日監督を歴任した谷繁元信氏の野球殿堂入りを祝うパーティーが盛大に開催されたのは12月3日。会場は横浜の老舗ホテルだ。
そんな名捕手の殿堂入りを祝う場に、まさかの「爆音」が響いた。谷繁氏の事務所代表は、世界的に活動するヒップホップ歌手・AK-69。当日はお祝いとばかりに、会場で2曲披露したのだが、
「それほど広くない場所のため、爆音が充満しました。大きな声で談笑するのも難しい、カオスな状況に。いわゆるヒップホップ世代ではない重鎮OBは次々と、これ見よがしに『帰るわ』と会場をあとにしていましたね。主催者側が狙った、これまでにない殿堂入りパーティーが、完全に裏目に出てしまいました」(出席した関係者)
ちなみに会場にはAK-69ファンの巨人・坂本勇人ら、現役選手も多数来場していたが、
「乾杯までの挨拶が1時間近くかかってしまい、完全手持ちぶたさになっていた。かといって野球界の大先輩の手前、そそくさと帰路にもつけず、困っていました」(前出・出席した関係者)
令和の時代になっても、プロ野球界の強固な上下関係は崩れていないのである。