中日を自由契約になったセーブ王のライデル・マルティネスが、巨人と複数年契約を結ぶことが決定的となっている。すでに米メディア記者がSNSなどで報じており、2年総額で24億円だとされる。事情を知る球界関係者が語る。
「マルティネスに選択権がないのは承知の通りで、基本的にはキューバ政府と各球団の契約交渉が全て。外貨を1円でも稼ぎたいキューバ側からすれば、入れる球団は二の次で、とにかくマネーゲームに発展することを望んでいた。金脈としてアテにしていたソフトバンクが早々に撤退を表明して、一旦はDeNAが優位になりましたが、阪神に残留した大山悠輔のFA資金が残った巨人が全振りしてマルティネスに投入した、という流れが有力です」
だ、心配なことがあるという。
「真面目で日本が大好きなマルティネスですが、それだけの大金をもらうということは、いくら政府が手数料をもっていくとはいえ、彼自身に入ってくるお金も巨額になる。金に目がくらんで素行不良になり、その結果、成績を残せず球団を去った助っ人の事例なんて、いくらでもありますからね…」(前出・球界関係者)
「死に金」にならないことを、巨人ファンは切に願っている。