2010年代から控え気味だった歌手活動を復活させた薬師丸ひろ子も、とうとう今年、還暦を迎えた。1月には、6年ぶりとなるフルアルバムもリリースしており、60歳にして、ますますエネルギッシュなのだ。そして近年、ちょっとした〝変化〟が見られるようになったという。
「実はアイドル時代よりも肌の露出度がアップしているんです。ドラマや映画では母親役ばかりですが、コンサートではまさに妖艶な淑女。肩出し衣装から見える美しいデコルテに、長年のファンはクラッとくるようです」(業界関係者)
近年のコンサートの様子はほとんど映像作品化されており、売れ行きも好調。12月25日にも最新のDVDが発売される。身も蓋もない言い方になるが、80年代アイドルはいまだに〝カネになる木〟なのだ。
工藤静香(54)や荻野目洋子(56)など、アイドルを卒業してアーティスト路線に転向した80年代アイドルたちも、ひっきりなしにコンサートを開催している。佐々木氏が推すのは、
「原田知世(57)ですね。彼女もまったく老けないタイプで、今でも透明感がすごい。地道に音楽活動を続けていて、評判もかなりいい。昔、家の前で張り込みをしたことがあったんですけど、車中でジッとしている私たちのところに来て、『今日はもう出かけませんから』と、ニコッと告げて家に帰っていったんです。見た目通り、性格もすごくいいんですよ。今でも大好きですね」
どちらかと言えば活動がバラエティー寄りだったアイドルたちが、原点である歌に回帰する例も少なくない。早見優(58)と松本伊代(59)、森口博子(56)は、トリオになって詩とトークを合わせたイベントを定期的に開催している。
「3人の中では、売れっ子アニソン歌手の肩書も持つ森口が、ずっと歌手活動を続けており、根強いファンがいます。ただ松本も負けていない。コンサートを開けば、いまだに『親衛隊』が駆けつけるそうです。単独のコンサートには夫のヒロミ(59)も顔を出して、『いつもうちのママを応援してくれてありがとう』と親衛隊に声をかけていたとか。また森口は、今年発売したアニソンカバーアルバムのジャケットで34年ぶりにビキニ姿を披露、思いがけないナイスなボディに注目が集まりました。80年代当時にファンだった人は、今の彼女たちを再び推してみることをお勧めします」(竹下氏)
いまだ美しく輝やいている80年代アイドルの「推し活」をすることで、若かりし頃に戻ってみてはいかがだろうか。