子供の頃、アイドルはトイレに行くはずがないと本気で信じていた。パパ活、デキ婚、不倫旅行とやりたい放題の令和のアイドルとはてんで別格の高嶺のスターだった! 燦然と光り輝き、その影に消えた「昭和アイドル」にもう一度会いたい!
青春時代に熱狂したアイドルが急に恋しくなるのは中高年になったからか。恒例1000人アンケートによる「夢で会いたい 消えた70〜80年代アイドル」ランキング。堂々の1位は2度目の活動停止(18〜22年)から目覚めた希代の歌姫・中森明菜(58)が選ばれた。タレントの徳光正行氏はもろ手を挙げて復帰を歓迎する。
「デビューイベントの司会をウチのオヤジがしてるんです。悪天候でファンが5〜6人しかいない中、運営側は中止にしようとしたけど、明菜は『ファンのために絶対に歌う』とステージに立った。イベントから帰ってきたオヤジは『この子は絶対に売れるから、注目しておいた方がいいよ』と最初のシングル『スローモーション』を小学生の僕にくれた。それからずっと明菜ファン。ユーチューブに動画がアップされてますけど、同じ明菜ファンのミッツ・マングローブと復活を語らいたい」
明菜もまさか〝徳光家総出〟で応援してるとは思うまい。近藤真彦(59)との交際・破局が明菜の人生を狂わせたとの見方があるが、決してそれだけではないと語るのは、芸能ジャーナリストの城下尊之氏だ。
「自分がメインのラジオ番組の収録で、明菜が読む台本にはほとんどの漢字にルビを振ってあるのですが、これは読めるだろうという簡単な漢字にルビがなかったことに激怒。スタジオを飛び出して帰ってこなかったり‥‥。最初の事務所は明菜に支払うギャラとは別に実家にも送金していた。それをずっと後から事務所に聞かされた明菜は『そんなことは聞いてない。自分も親にいっぱい送ってた』と最後は親まで信用しなくなった」
明菜のファンクラブは7月に会員限定ディナーショーを開催すると発表。チケット代金は7万8430円という強気価格だが、それでも応募が殺到中という。
「ファンクラブの会費は7700円。会員数は明らかになってませんが、ユーチューブの登録者数は約80万人なので1%いたとしたら8000人。それだけでもかなりの収益です。動画を見るとかつての曲をジャズバージョンで歌ってる。歌というより囁き。声が出ないからコンサートではなくディナーショーなんでしょう。かつて地方公演だと明菜が泊まるホテルの部屋の向かいの部屋をスタッフが押さえ、明菜の部屋のドアを一晩中監視して、ドタキャンを防止していたこともあった」(城下氏)
イベントは全部で5回公演。悪夢再来とならなければいいが‥‥。
2位には白雪姫・天地真理(72)が貫禄を見せた。
「『ごっつええ感じ』(96年)でキャリー東野(東野幸治)とプロレスで対戦したのは驚きでした。それも電流爆破マッチとは! 06年、歌番組で、審査員に事務所の同期だった小柳ルミ子さん(71)がいらした。久々に『恋する夏の日』を歌う天地さんの姿を見てルミ子さん号泣してました」(徳光氏)
現在は老人ホーム暮らしでも、天地のファンクラブには300人ほどの根強い会員がいるという。城下氏が言う。
「22年に50周年ということでファン向けに録音した声を流しました。写真公開だけで、動画はありませんでした。お嬢さんがマネージャーでファンクラブは年会費1万2000円と高額。月に1回、フィルムコンサートをやってますが、本人は出てきません」
3位には花の中三トリオの一角、桜田淳子(66)が銅メダルをゲット。
「18年に復帰ライブをやりましたが、個人的に開いたもので芸能界に復帰できたわけじゃない。権利を持つ元の所属事務所は統一教会から脱会しない限り認めません。桜田と旦那だけじゃなく、実姉もその旦那も信者なのでどうにもならない」(城下氏)
ここ数年、統一教会の政界との癒着が報じられ、風当たりが強いだけに、復帰は絶望的だ。