80年代アイドルのもう一つの特徴を、佐々木氏が語る。
「やっぱり、皆さん恋愛体質ですよね。今の芸能界では不倫なんてバレようものなら、たちまち総攻撃されますけど、芸能界が最も華やかだった80年代に『スター』と呼ばれた彼女たちは、大人の恋愛もある意味、芸の肥やし。それが若さの秘訣かもしれませんね(笑)。情熱的な人が多いから、いい演技ができて、いい歌が歌える。ミポリンもそうでしたし、斉藤由貴(58)や小泉今日子(58)、高橋由美子(50)も、かなり際どい不倫が発覚したけど、みんな芸能界で生き残っていますから」
モラルやコンプライアンスを超越した存在、それが80年代のトップアイドルだということか。
代表格として、熟した女の性を〝パンツ不倫〟で見せつけた斉藤は、来年が歌手デビュー40周年の節目。デビュー曲「卒業」が発売された記念日の2月21日から、全国7都市でのホールコンサートツアーが控えている。
「斉藤は若かりし頃の清純路線から、数々のスキャンダルを経て、完全に個性派女優としての地位を確立しました。それでいて、いまだに若々しく、むしろ妖艶さは増すばかり。熟女好きにとっては『今が旬』と言っても過言ではないでしょう。40周年記念コンサートとなれば、声もビジュアルも仕上げてくるでしょうね」(竹下氏)
斉藤のフェロモンを思う存分浴びられるなら、それこそ「推し活」でもう一度青春を取り戻そうではないか。
一方の小泉は〝純情・愛情〟にして〝過剰に異常〟ではないが、俳優・豊原功補(59)との略奪不倫劇が世間を騒がせた。
「12月21日まで全国16都市21公演を巡るツアーの真っ最中です。今年9月にリリースされたバラードベストアルバム第3弾の発売記念ツアーで、結婚、離婚、不倫と、思うがまま恋愛を謳歌してきたキョンキョンが歌い上げる恋の歌に、観客も喝采を送っています。ここ数年は俳優業よりも音楽活動の方に力を入れているみたいですね」(竹下氏)
そんな小泉がワケあり風俗嬢を演じて話題になった01年公開の映画「風花」(シネカノン)が、お正月明けの1月11日から、映画誌「キネマ旬報」が運営する映画館(千葉県柏市)でリバイバル上映される。コンサートに間に合わなかったムキは、大スクリーンで風俗嬢のキョンキョンを堪能するのもいいかもしれない。
スキャンダル後にもたくましく活動し、独自のポジションを手に入れているのが酒井法子(53)だろう。業界関係者が現在ののりピーを語る。
「覚醒剤で逮捕されたのはもう15年も前になります。当時は『芸能人としても終了か』と思われていましたが、執行猶予期間が明けて活動を再開すると、舞台やコンサートを中心に徐々に活動を活性化。21年に独立して個人事務所を設立しました。それ以降は格段にギャラが安くなったこともあり、地方を中心にイベント出演などで引っ張りダコ状態になっています。何よりも、いまだに本当にかわいいんですよ。逮捕前はまだ30代でしたが、当時と遜色ない美しさをキープしています」
さすがにテレビで見かけることはほとんどなく、ノーマークだった人も少なくないはずだ。百聞は一見に如かず。一度、のりピーの最新情報を検索してみてはどうだろう。