韓国事情に詳しい政府関係者が明かす。
「不正選挙の〝証拠〟が米国よりもたらされたのです。発端は20年のドナルド・トランプ氏(78)が落選した米大統領選をめぐって勃発した不正選挙騒動。票集計をする自動読み取り機のチップが中国製で、不正にカウントされたというのがトランプ氏の主張でした。中国共産党に買収された人間も票数の操作に関与していたとして、疑惑の目が向けられています」
中国製の機械を導入したのは、専用機を作っているメーカーが少ない上に、大量に購入する必要性があるため、廉価なのがポイントだったとか。
「11月の米大統領選でも中国共産党は同じく仕掛けようとしたのですが、監視体制が強化されて撤退。しかし、それより早い時期に行われた韓国の総選挙で、対中国に強硬姿勢を貫く尹政権に打撃を与えるべく、また中国共産党が動いていたという情報が入ってきたのです」(政府関係者)
米大統領選で勝利したトランプ氏は、ねじれている韓国の国会を憂慮し、就任前から尹大統領と事前に調整していた。政府関係者が続ける。
「トランプ氏は大統領就任が近づき、スパイの粛清を進めています。その一環で、尹大統領には韓国内に潜んでいる中国共産党のスパイ情報網とともに、7月の段階で非公式に不正選挙の実態を調べるため、米国の代表団を韓国入りさせていました。票集計をする際に中国製のチップが使われていたことや不正選挙の買収工作の実態を尹大統領に〝耳打ち〟していたのです」
総選挙で大敗して以降、八方塞がりで、金夫人にも逮捕の足音が迫っていた。起死回生の一手として、米国の情報に乗っかる形になったのだが‥‥。
「トランプ氏が尹政権を気にしているのは間違いないのですが、本当の思惑は、自国の不正選挙に関して、いまだに選管のフタを開けられていないこと。韓国で戒厳令をきっかけに真実がつまびらかになれば、米国でも利用できますからね。とはいえ、トランプにささやかれ、状況証拠が積み上がった段階で戒厳令発動に踏み切ったのですが、計画が甘すぎて確たる証拠を得る前に失敗したのです」(政府関係者)
12日の談話で、唐突に「中国スパイ」の話を持ち出したのは、しっぽを掴みきれなかった〝黒幕〟への最後っ屁だったのか。