地元・佐賀市のプロモーション大使を8年務めているのは優木まおみだが、なぜか都道府県魅力度ランキングは年々下がり、ついに今年は最下位に。そんな状況に、
「それは優木さんのせいだな。イメージが悪いから」
とズバリ言ったのは、12月22日の「シューイチ」(日本テレビ系)に優木ともに出演した大久保佳代子だった。2人は番組内でたびたび小競り合いを繰り広げる犬猿の仲だそうで、そんな大久保に佐賀と自分の魅力を知ってもらおう、ということらしい。
2人を出迎えてくれたのは、佐賀市長と市役所の人たち。そのあたりはよしとして、案内の途中で優木が大久保を連れて行ったのは、町の中華屋「光楽園」だ。表では両親と弟がお出迎え。両親はそこで中華店を、さらに弟夫婦がリラクゼーションサロンを経営しているようだ。店頭には「いらっしゃいませ。皿うどんの光楽園へ」という文字とともに、若かりし頃の優木が微笑む、写真つきのタペストリーが飾られている。店内も優木の写真やポスターだらけだ。
しかもメニューには「まおみ定食」(1100円)なるものまである。好物の「鶏肉の甘酢あんかけ」や「揚げギョーザ」が入ったもので、これを大久保に試食させていた。
さらに移動の途中で「どうしても寄りたい」と優木が立ち寄ったのが「鰻の成瀬」佐賀北川副店。全国展開する格安鰻のチェーン店だが、実は優木はここ佐賀北川副店のオーナーなんだとか。中に入ると午後1時だというのに、客はひとりもおらず。そんな状況に、厚かましくも「日テレが気を遣って、何人前かはテイクアウトしてくださるんじゃないか」などと言う始末。
番組では優木が中学生時代に初めて付き合った男の子の思い出を語り、その彼がビデオメッセージで登場したのだが、曰く、
「同級生たちがなかなか本人に会えないって寂しがっているので、佐賀に帰った時は友達に声をかけてあげてください」
地元愛を商売にしていながら、図らずも地元の友人たちを大切にしていないことがバレてしまった。しかもその初恋の相手は「優木まおみより大久保さんに会いたかった」とまで言うのだった。
手広く商売をするのもいいが、佐賀が都道府県魅力度ランキングの最下位なのは、優木の地元愛からビジネスの匂いしかしないことが原因ではないか、と。佐賀はどぶろっくに任せるべし!
(堀江南/テレビソムリエ)