社会

「預かりボランティア」を実際にやってみたら「衝撃の結末」が!/ケイリン女王・高木真備の「保護ねこ生活」

 みなさん、こんにちは! 高木真備です。

 クリスマスが終わり、いよいよ年末ムードがさらに強くなってきました。美味しいものをたくさん食べて楽しい年越しができるように、残りのお仕事を頑張りたいと思います。

 では全開に引き続き、預かりボランティアさんの紹介シリーズ第2弾。実際にお話を伺ったエピソードです。ぜひ読んでみてください。

【ケース②】30代女性と小学生の子供

 ペットを飼ったことがないという親子です。子供が小学生になったのをきっかけに飼い始めることを検討されていましたが、犬と猫どちらも好きなので、どうやって決めたらいいか迷っていたそうです。そこで団体さんに相談してみたところ、「保護猫の預かりボランティアをしながら猫との生活を体験してみては」と提案されたことを教えてくださいました。

 では実際にボランティアをしてみて、どうだったのでしょうか。

「うちの家庭の場合は、猫との生活スタイルが合っていると、ハッキリわかったんです!」

 詳しくお話を聞いてみると、子供たちは学校のあとの習い事が多いので、犬を飼う場合はお散歩する時間がなかなか取れない。取れたとしても忙しくなってしまい、落ち着いた生活ができないのでは…と気が付いたそうです。

 逆に猫の場合は身の回りのお世話はあっても、お散歩の必要がないので、自宅でゆっくり一緒に過ごせる。このスタイルが我が家では合っていると感じたと、笑顔で話してくださいました。

 実際に世話してみなければわからない、犬と猫の違いはあると思います。

手放してしまった保護猫たちの家庭状況を聞いてみると、お世話をする時間がなかったのに飼ってしまったり、一緒に暮らすには何が必要なのか把握できていなかったり…。

 飼う前に気が付いていたら防げた「一般家庭からの保護」があるのではないかと、気が付きました。飼った経験のないご家族にとっても、保護している側にとっても、預かりボランティアはいい効果があると、双方のお話を聞いて感じています。

 そしてこのご家族には、預かりボランティアを体験した後のことも教えて頂きました。なんと、預かった子の里親さんになったそうです。とても相性が良かったこと、猫の生活スタイルが自分たちの生活リズムと合っていることがわかり、家族会議で決めたのだと。

「とても可愛くて大好き!」

 と話してくれたお子さんの笑顔も印象的で。預かりボランティアから生まれた新しいご縁、素敵だなと感じました。

 ちなみに、団体さんによって預かりボランティア募集の要項が違ったり、保護猫の性格によっても預かることができるご家庭の環境が変わってくることも。もし気になって頂いた方は、お近くの団体さんを調べてもらえると嬉しいです。

 新年になって新しい家族をお迎えすることを検討されるご家庭はあるかと思います。預かりボランティアから繋がり、新しいご縁が広がる…。飼った経験のない方は預かりボランティアから始めてみることを、ひとつの選択肢として考えて頂けたら嬉しいです!

 2025年は1月26日に松阪競輪場にて「わんにゃんフェスティバルin松阪競輪場」を開催予定です。譲渡会やクイズ、チャリティーバザーなど盛りだくさん! 詳細は追って、Xなどで告知します。お近くの方はぜひ遊びに来てください♪

(高木真備)

たかぎ・まきび/1994年8月17日生まれ。2014年に競輪選手としてデビューし、2021年ガールズグランプリで優勝して年間女王になる。2022年に競輪選手を引退し、その後は犬猫の保護活動に携わっている。

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