電撃引退した中居正広のスキャンダル震源地となったフジテレビは連日、袋叩きにあい、70社を超えるスポンサーが撤退を表明している。フジテレビのモラルに憤慨するのは実業家の堀江貴文氏もしかりで、自身のYouTubeチャンネル〈堀江貴文 ホリエモン〉では、自身をめぐる不満をブチまけている。
堀江氏はライブドア社長だった2005年、フジテレビの経営への関与を狙い、ニッポン放送株の買収に乗り出すも、ライブドアが所有する株をフジテレビが取得したことで失敗。2006年、ライブドアの決算53億円余りを粉飾したとして、証券取引法違反の罪で逮捕された過去がある。
中居から被害を受けた女性が相談したにもかかわらず、まともに取り合わなかったとされるフジテレビの佐々木恭子アナと堀江氏は、東京大学の同級生。それゆえに心苦しさもあるようだが、こう回想している。
「佐々木さんね、俺が逮捕された直後ぐらいにご結婚されてて、結婚相手がライブドア証券の社員。僕が拘置所にいる時に結婚式があったらしく、伝え聞きなんですけど、そこでなんと、この間お亡くなりになられた、佐々木さんと朝の情報番組に出演していた小倉(智昭)さんが、乾杯のご挨拶だかなんだか知りませんけど、『フジテレビは買収されませんでしたが、佐々木恭子は買収されました』って挨拶されたらしんですけど。なんかさ、そんな感じなのよ、フジテレビのノリが。俺、拘置所に閉じ込められてるのに、冗談でも身内(ばかり)でも、(いずれ堀江氏の耳に)漏れる可能性あるのに、そういうことを言っちゃう。そういう会社なんだろうな。モラルが低いっていうのかな。そんなフジテレビの文化が知れる出来事がありました」
発言の主は小倉氏だが、たとえリップサービスのつもりであっても、当事者が聞けばどう思うか。そうした深慮に欠ける社風だというのである。
(所ひで/ユーチューブライター)