阪神・西純矢投手が「右肘関節鏡視下関節鼠摘出術」を終えて大阪府内の病院を退院したと、2月28日に球団が発表した。西は球団を通じてコメントを発表。
「今年こそはなんとかチームの力になりたいと思っていたので悔しい気持ちがある。これからしっかりリハビリをしてもう一度マウンドに戻りタイガースファンの皆様の前で投げることができるように頑張る」
今春のキャンプでは2軍の沖縄・具志川組で体を動かしていたが、右肘の違和感で2月7日から別メニュー調整。2月17日には精密検査のため、帰阪していた。手術によって、今シーズンの復帰はかなり厳しい状況にある。
コロナ禍直前の2019年ドラフト1位、鳴り物入りで阪神の一員になったが、最も勝利を挙げたのは2022年の6勝。昨シーズンは1軍登板がわずか4試合で、全てリリーフだった。
「立場は危ういですが、起死回生で復活するならば、野手に転向するのもひとつの選択肢。以前からバッティングの良さは、首脳陣が認めていましたからね。まだ23歳と若い。あとは本人、球団を含めて決断できるかでしょうね」(球団関係者)
球団名誉職にはその道をたどり、大打者になった糸井嘉男氏がいる。超人に「弟子入り」してみてはどうか。