誰もが知っているヒットギャグを持つのは、芸人として大きな武器になることは間違いないが、流行しすぎるとそれが往々にして足かせとなることも。
結成から1年未満のキャリアで、「ラッスンゴレライ」で一躍大ブレイクを果たした8.6秒バズーカー。最近では「オリラジ」バージョンのほうが評価されて本人たちも形無し状態だ。ブームが消えさる前にと、テレビで繰り出した新ネタが「ありそうでないこと」。
「いわゆる“あるあるネタ”のアレンジで、ライブではたびたび披露されています。ラッスンと同じ速いリズムで、『90歳のマジギレ』『キャバクラ嬢のソーラン節』『室伏広治の料理教室』『武田信玄とプリクラ』と続けるのですが、これがまったく面白くない。動画サイトにアップされるや、ネット上では『殺意が芽生えるつまらなさ』と大不評です。やはり彼らの賞味期限はまもなく切れそうです」(お笑い関係者)
8.6秒バズーカー以前にも、人気芸人たちの「不発」に終わったギャグは数知れず。
ダンディ坂野が「ゲッツ!」の次に流行らせようとしたのが、「サンキューノーベンバー」
「ダンディさんに意味を聞いたら、『そんなのあるわけないじゃないですか』と逆ギレされましたよ」(芸能ライター)
「フォ~!!」のレイザーラモンHGは、さらなる進化を目指して新ネタを生み出した。
「ブリッジの体勢から上体を起こし、股間と左手を上下にゆする『ワッ、ワワワッ、ワッショ~イ!』というギャグがそれです」(お笑い関係者)
あまりに卑猥なため、お茶の間に浸透することはなかった。