スポーツ

ミスターWIN5・伊吹雅也「6億円馬券」研究所〈金鯱賞はデシエルトとラヴェル〉

 3月16日のWIN③金鯱賞は、社台ファーム生産馬やノーザンファーム生産馬を重視した方がよさそう。生産者が社台ファームでもノーザンファームでもない馬のうち、前年以降にJRAGⅠで1着となった経験がない馬は、20年以降〈1 0 0 21〉と安定感を欠いていました。

 また、前走の着順が8着以下だった馬は、20年以降〈0 0 0 17〉。たとえビッグレースからの直行組であっても、大敗直後の馬は過信禁物とみるべきでしょう。

 中心視したいのはデシエルトラヴェルの2頭。いずれも前走が好内容でしたし、実績上位である点やノーザンファーム生産馬である点も高く評価できます。

 WIN⑤スプリングSは近走成績がポイント。前年12月以降に中央場所、かつ1勝クラス以上のレースで4着以内となった経験がない馬は、20年以降〈0 0 1 28〉です。しばらく上位に食い込めていない馬はもちろん、ローカルのレースを主戦場としてきた馬、新馬や未勝利を勝ち上がった直後の馬も強調できません。

 さらに、前走のコースが東京、ならびに中山でなかった馬は20年以降〈0 0 0 16〉。関西圏やローカルのレースから転戦してきた馬は期待を裏切りがちでした。

 なお、出走数が3戦以内の馬は20年以降〈4 5 2 14〉と比較的堅実。一方、出走数が4戦以上だった馬のうち、中山芝か阪神芝・内回り、かつ1勝クラス以上のレースで2着以内となった経験がない馬は、20年以降〈0 0 0 24〉と、すべて4着以下に敗れています。

 出走予定馬のうち、これらの条件をキレイにクリアしているのはデンクマールくらい。ここまでの2戦がいずれもすばらしい内容でしたし、素直に信頼していいのではないでしょうか。

 あとは、同じく2連勝中のマテンロウバローズも楽しみです。

伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2025-2026(競馬王馬券攻略本シリーズ)」(ガイドワークス)が好評発売中。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨人・阿部慎之助監督が「非情の戦力外通告」秋広優人に高木豊が「縦振りを習ってこい」指令
2
西武・佐藤龍世「遅刻で3軍行き」を食らった「懲役3カ月」「新庄剛志が激怒」直らない素行問題
3
かまいたち山内健司に「笑いの器も技量もなし」が判明!埋まらない「浜田雅功との大差」
4
マラソンでペースメーカーが遅かったら…野口みずきが実践した「舌打ち」抗議
5
「もうネタバレはやめろ!」将棋NHK杯決勝「藤井聡太VS郷田真隆」に「待った」がかかった