4年前に高校の同級生とお笑いコンビ「マジョリ缶」を結成し、関西を拠点に芸人活動。コスプレ趣味ついでに知名度を上げるべく、グラドルにもなった。石田柚希の異色のプロフィールを追跡!
――「大阪松竹」所属の、現役のお笑い芸人さんなんだってね。
柚希 「マジョリ缶」という女性お笑いコンビをやっています。
――確か、高校時代の同級生とのコンビだったよね。結成したのは高校卒業後?
柚希 はい。4年前に組みました。
――「将来、一緒にお笑いやろうね」って約束してたの?
柚希 いや、まったく(笑)。もともと2人ともお笑いを見に行くのが好きで、吉本(興業)さんの劇場にめちゃくちゃ通ってたんですよ。
――大阪人のライフワークかもね。
柚希 相方は生まれつき足の骨が人より少なくて、私が社会人をしている時、彼女は足の手術をして松葉杖ついて「楽しいことが何もない」みたいなことを言っていたから、「じゃあ、楽しいことしようよ、私も仕事を辞めるから」って。
――ええ話やなぁ…あ、エセ関西弁でスミマセン。今、相方さんの足の調子は?
柚希 今は大丈夫です。
――じゃあ、一緒に舞台に立ててるんだね。柚希ちゃんはボケ? ツッコミ?
柚希 私はボケです。
――拠点は関西なのかな。
柚希 今のところはそうですね。
――東京のノリとか、お笑いはやっぱり違うもの?
柚希 ちょうど昨日、東京のライブに出させていただいたんですけど、東京のお客さんはめっちゃ優しい!
――そうなのっ!? それは関西のお客さんはお笑いに対して耳も目も肥えているから、ということ?
柚希 大阪の街でライブの呼び込みをする時に「ホンマにおもろいん?」「私の(ほう)がおもろいんちゃう」とか言われますね。
――手厳しいなぁ。でも、なんで柚希ちゃんはグラドルを?
柚希 名前を知ってもらうにはどうしたらいいかを考えて、2年前にグラビアを始めました。コスプレが趣味だったこともあって。
――意外な野心。その甲斐あって「ミスシークレット2025」のグランプリに! おめでとう。
柚希 ありがとうございます。
――相方さんが知らないうちに応募してた、とか…。
柚希 いえ、フレッシュ撮影会さんから案内が届いて、自分で応募しました。
――いろいろ審査基準があって、大変だったでしょ。チェキをたくさん撮るとか、それこそ撮影会とか。
柚希 配信がめちゃくちゃ大変でした。2時間の配信時間を確保しようとすると、睡眠時間を削るしか方法がなくて。
――芸人の時間もあるしね。
柚希 ふだんコンセプトカフェで働いていて、キャストリーダーをしているから、休むに休めなくて。
――スゴっ! 三刀流だ。
柚希 22時くらいにコンカフェをあがらせてもらって、23時半の夜行バスに乗って翌朝6時に(東京の)新宿に着いて移動して、プール撮影会のために8時に埼玉…というような生活で、体力的にはしんどかったです。
――グランプリに選ばれた時はどんな気持ちになった?
柚希 シンプルに、めちゃくちゃ嬉しかったです。
――周りの反応はどうだった?
柚希 コンビニに雑誌が並んでいるので、芸人の先輩が「おっ、いしだ(注:『マジョリ缶』の時は、名前はひらがな表記)、出てるやないか」と言ってくださったり、大学時代の友達から「おめでとう」と連絡が来たり、相方も喜んでくれていて。
――嬉しいね~。
柚希 「この日はミスシークレット選考の撮影会があるから、ライブに出られへん」とか迷惑をかけていたのに喜んでくれるなんて、やっぱり相方がこのコでよかったなぁって思いました。