スポーツ

【春場所】35歳でついに悲願へ!高安が越えねばならない「13勝の壁」と「天敵・阿炎」

 新横綱が39年ぶりに途中休場した大相撲春場所は、優勝争いが混沌としてきた。10日目には前頭四枚目の高安が、大関・大の里との1敗対決を寄り切りで制し、ついに単独首位に。高安はここまで1横綱2大関を破っており、一躍、優勝候補の筆頭に躍り出た。悲願の初優勝を手にするためには、終盤戦の戦い方が重要になってくる。

 高安はこれまで12勝を7回しているが、13勝以上は一度もない。過去に幾度となく優勝争いを繰り広げてきたものの、10日目以降に崩れるパターンが定着している。これは高安が腰に時限爆弾を抱えているからで、2019年の九州場所では大関角番だったにもかかわらず、腰痛のため8日目から途中休場し、関脇に陥落している。

 2022年の九州場所では、2敗の単独トップで千秋楽を迎えたが、3敗の阿炎に敗れて並ばれてしまった。貴景勝を加えた優勝決定巴戦では再び阿炎に敗れ、最大の優勝チャンスを生かすことはできなかった。

 高安の優勝を期待する声は日に日に高まっているが、過去の戦歴を見れば分かる通り、まずは「13勝の壁」を越えることが絶対条件だ。言い換えれば、13勝さえできれば、ほぼ優勝…ということに。10日目に優勝候補の大の里を破っていることから、あとは上位陣との戦いをとりこぼさなぬよう…。

 問題は通算対戦成績で負け越している、小結・阿炎だ。2022年の巴戦の雪辱を果たすことができれば、歴代2位となる35歳での悲願が、ついに現実になるだろう。

(ケン高田)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
被害1億円超「暗号資産詐欺」の広告塔になった高嶋ちさ子はなんと説明するか
2
【女子ゴルフ】渋野日向子や岩井千怜よりこっちでしょ!天使のようなルーキー・青木香奈子「もうスポンサー9社」
3
【カーリング三つ巴】ロコ・ソラーレ五輪出場の命運を握る「フォルティウス」の正念場
4
【巨人】坂本勇人がダメなら「中山礼都が開幕スタメン5番・三塁でいいんじゃね」という阿部構想
5
【悲惨な末路】「おむすび」ではなく「クジャクのダンス」で大盛り上がりのNHK「あさイチ」