どこまで「森保バブル」は加速化するのか。
世界最速で2026年のサッカー北中米W杯アジア最終予選を突破した日本代表・森保一監督の「その後」が、早くも話題になっている。本大会の結果によっては代表監督継続の可能性もあるが、中東やアジア各国が招聘に向けて激しい争奪戦を繰り広げるかもしれない。
長年、サッカー取材するベテランのスポーツライターは、
「これまでの実績を考えれば、森保監督に代表チームを託したい国は多いと思う。森保監督の言動や人間性を考えれば、金銭だけでは動かないでしょうが、コトによってはマネーゲームになるかもしれない。特にオイルマネーで潤う中東の国ならどこまで出すのか、分からないですよ。サウジアラビアなどは2024年5月に解任したロベルト・マンチーニ氏に、推定年俸2800万ドル、当時のレートで約40億6000万円を支払った例がある。さすがにそこまでは跳ね上がらないとは思いますが、どうしてもワールドカップに出たい国は、金に糸目をつけないでしょうね」
現在、森保監督の年俸は推定1億7000万円といわれている。フランス代表ディディエ・デシャン監督の推定300万ユーロ(約48億3200万円)に比べればかなりの安価であり、2026年大会でもドイツやスペインを倒したカタールのような快進撃を繰り広げれば、
「場合によっては、インセンティブを含めて10億円の大台に乗っても不思議ではない」(前出・スポーツライター)
各国代表監督の選定は、通常はW杯本大会前から始まる。特に本大会出場を逃した国は、早い段階で選考を開始する。森保監督サイドと、なんとか接触を図ろうとするだろう。スポーツ紙サッカー記者は次のように話す。
「各国とも大手広告代理店などを含め、考えうるチャンネルを使ってくることは間違いない。アピール合戦がいつ始まるか、興味津々です」
2017年10月12日に東京五輪の代表監督に就任した際の年俸は、推定4800万円。わずか数年で、森保株は青天井になろうとしている。