今、スピリチュアル界隈で「2025年7月問題」がにわかに注目を浴びている。
そもそものきっかけとなっているのは、2021年10月2日に出版された、たつき諒氏の漫画「私が見た未来 完全版」だ。同書はたつき氏が見た夢を書き溜めた「夢日記」を漫画化したもので、1999年の発売後、絶版となっていた。ところが2011年3月11日に発生した「東日本大震災」を的中させたことで一躍、「問題の書」となったのである。
2021年に発売された完全版では「日本とフィリピンの中間あたりの海底がボコンと破裂(噴火)し、太平洋周辺の国に大津波が押し寄せ、香港から台湾、フィリピンまでが地続きになる」という予知夢が、2025年7月に現実になるとされている。この時の大津波の規模は東日本大震災の3倍にもなるというのだから、想像しただけで震え上がってしまう。
同じように「今年の7月はヤバイ」との、別の指摘、警告が存在する。子供の頃、誰もが信じて疑わなかった「1999年7の月、空から恐怖の大王が降りてくる」という「ノストラダムスの大予言」。今では「大ハズレ」といわれているが、実は歴史的研究により、イエスの実際の誕生年が現在の西暦の起点よりも数年前との説があり、それを元に計算すると、本来は「2025年7月」を指していたというのだ。
予言集の第1巻69番には「大きな山が7つのスタジアムを取り囲み、平和の後に洪水が大都市を沈ませる」という記述がある。三方を山に囲まれた大阪で、万博開催中に洪水が起きる可能性や、南海トラフ地震による津波被害を指摘したものとの見方もある。
政府の中央防災会議の作業部会が3月31日に発表した「南海トラフ巨大地震」の新たな被害想定では、太平洋側を中心に最悪の場合、震度6弱以上の揺れが600市町村、震度7以上は149市町村に及ぶという。地震から1週間後には、人口の1割にあたるおよそ1230万人が避難を強いられ、1カ月以上もその状態が続くとされている。
今年7月に本当に地震や津波が発生するかは不明だが、たつき氏は著書の中で「大切なのは、準備すること。災難の後の生き方を考えて、今から準備・行動しておくことの重要さを改めて認識してほしい」と語っている。
何が起きてもいいように、備えだけはしておいた方がいいだろう。
(ケン高田)