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移民減少に国内リーグ低調…W杯最終予選で森保ジャパンがオーストラリア代表に負けない理由

 サッカーW杯アジア最終予選で奮闘中の森保ジャパン。久保建英や遠藤航、三苫薫らを擁し、「歴代最強の陣容を揃えた日本代表」と評されるだけに、10月10日のアウェーでのサウジアラビア戦に2-0で勝利し、順調に勝ち点3を重ねた。

 次なる相手は10月15日夜キックオフのオーストラリア代表である。日本代表にとって最大のライバルとみられていたが、最終予選では精彩を欠いている。初戦のバーレーンに敗戦、格下のインドネシアとは引き分けに終わり、9月にグラハム・アーノルド監督が辞任。トニー・ポポヴィッチ新監督を迎えての初戦、10月10日の中国戦は3-1で勝利したが、

「終始、オーストラリア代表がボールを支配し、敵陣深くまで攻め込むものの、得点機をモノにできない状態が続きました。ホーム試合にもかかわらず中国代表に先制点を許すなど、決して点差ほどの実力差はない状態でしたね」(サッカーライター)

 ポポヴィッチ新監督は現役時代、サンフレッチェ広島に在籍し、日本代表の森保一監督とはチームメイトだった。

 それにしても、かつてアジア杯やW杯予選で日本代表を苦しめたオーストラリア代表は、いったいどうしてしまったのか。

「キューウェルやケーヒルを擁した10年ほど前のオーストラリア代表が『黄金世代』と呼ばれています。そこからの選手育成がうまくいっていないのです。その原因のひとつが、国内プロリーグ(Aリーグ・メン)の低調ぶり。一時は来季から編成される2部リーグも無理なのではないかと言われるほど観客動員数が伸びず、どのチームも財務状況はよくない。当然ながら、若手の育成はうまくいっていません」(前出・サッカーライター)

 加えてオーストラリア国内の情勢変化にも、代表弱体化の一因があるという。サッカーライターが続ける。

「黄金世代を支えた選手の多くはサッカーが盛んなヨーロッパからの移民の子供たちでしたが、その移民自体が減っているのです。コロナ禍での入国規制以前から、移民にとってオーストラリアは稼げる国ではなくなっています」

 これなら日本代表VSオーストラリアの試合は、安心して観戦することができるかもしれない。

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