昨年、球団ワーストの91敗で最下位に沈んだ西武ライオンズが、所沢に移転した1979年以来46年ぶりに開幕4連敗を喫するなど、今シーズンもまたまた苦戦している。
深刻なのは、リーグワーストの攻撃力。昨年のチーム打率2割1分2厘、60本塁打、350得点からの上積みが望めないのが現状だ。
西口文也監督に代わったものの、目新しさはほとんどない。新戦力といえばレアンドロ・セデーニョやタイラー・ネビン、渡部聖弥くらい。
「戦力が整わず、とても上位を狙えるようなチーム状態ではありません。ロクに補強もしない球団フロントにOBからは不満が出ています」(スポーツ紙デスク)
弱り目に祟り目なのが、オフに発覚したチームリーダー源田壮亮の不倫問題が尾を引いていることである。
「銀座の高級クラブで働く20代女性の不倫相手とはまだ連絡を取り合っているとの話もあり、野球に身が入っていないように感じられます。オフの間はプライベートの問題で時間が割かれ、体作りができませんでした。そのため左太腿を痛めるなど、本業に大きく影響が出ています。開幕して強行出場を続けていますが、打率が上がらず、レギュラーを剥奪されるのも時間の問題となりつつあります」(球団関係者)
チームで最も年俸をもらっている(推定3億円)の源田に覇気がなく、苦しい戦況のライオンズ。巻き返しはできるのだろうか。
(佐藤実)