横浜DeNAの筒香嘉智が、深刻な不振に喘いでいる。開幕カードこそスタメン出場したが、その後はベンチを温める日々を過ごしている。打率は1割台と見るも無惨な状況なのである。セ・リーグ他球団の関係者が声を潜めて語る。
「体の動きが鈍く、ストレートに対応できていません。昨年、痛めた左脇腹のケガが完治していない。という情報が入っています。ケガの影響なのか下半身が出来上がっていないのか、打球が弱く、フォームを崩していますね。いい時の筒香は自分のポイントまで球を呼び込んで打てていましたが、今は簡単に形を崩されています。ストレートに対応できないなら、変化球で崩されても打てるくらい体を作らないといけないのに…」
ファン人気は高いものの、度会隆輝や梶原昂希、蝦名達夫、佐野恵太、神里和毅ら、筒香の代わりはいくらでもいる。
「一度2軍に落とさないと、チームに示しがつきません。情に流されやすい三浦大輔監督ですが、冷酷な判断が求められますね」(スポーツライター)
マイナーリーグを転々としていたアメリカから帰国して、古巣と3年の高額契約で電撃復帰。今季の推定年俸は3億円だが…。
「来年は変動制となっているので、年俸は激減するでしょう。3年契約満了の2026年シーズン限りで身を引いて、DeNAで指導者業に入るのが道筋となります」(球団関係者)
現役生活の晩年に入った感は否めないが、ここから少しでも挽回できるだろうか。
(佐藤実)