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清原和博に「新・総合格闘技“巌流島”」が転向オファー!(1)格闘技界との浅からぬ関係

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 歯車が狂う全ての始まりは、昨年3月の「薬物疑惑報道」だった。球界からは「追放」状態となり、生活は困窮。私生活でも離婚を経験した。活路を求める「番長」に手を差し伸べたのは、新たに立ち上がった「格闘技」団体。「仰天オファー」の内幕をスッパ抜く!

 佐々木小次郎と宮本武蔵。徳川家第2代将軍・秀忠が世を治める慶長17年(1612年)に2人が相まみえた決闘の地をそのまま団体名とする新格闘技団体が発足した。

「簡単にいうと、相撲とK-1が合体したような競技。高さ60センチ、直径8メートルの土俵のようなロープなしの円形リング上で戦います。3分3ラウンドで、袖なしの道衣にオープンフィンガーグローブを着用し、リングから3回落とされたら負け。打撃によるKO、TKOや、立ち関節&絞め技のギブアップ、判定でも決着がつけられます」(格闘技関係者)

 この新・総合格闘技「巌流島」実行委員会に名を連ねるのは、馳浩、篠原信一、魔裟斗、旭道山、舞の海‥‥といった、格闘界のそうそうたる面々。

 旗揚げ大会は2月28日に東京・ディファ有明で開催、CSフジテレビONEで放送された。参加した選手の出身競技はカポエイラ、大相撲、プロレス、キックボクシング、サンボ、セネガル相撲、アメフトなどさまざまだ。格闘技ライターが苦笑する。

「ルールが中途半端、爽快感に欠けるなど、評判はイマイチで、観戦に訪れた格闘技専門家はそろって低評価を口にしていました。しかし、将来的なもくろみとしては、地上波テレビで中継したい。すでに消滅したK-1やPRIDEに代わる日本発の格闘技として、テレビスポーツにしたいと思っているのです。その際、『エースとなる選手を決める、あるいはテレビ中継の目玉となる選手を作ろう』という提案が、放送に興味を示す新たなテレビ局サイドから出されたのです」

 そこで「巌流島」とテレビ局双方の総意として白羽の矢が立てられたのがなんと、あの清原和博氏(47)だったのである。球界の番長に格闘家転向オファーとは実に意外に思えるが、清原氏と格闘技界との関係には浅からぬものがあるのだ。

 まだ現役時代の06年大みそか、清原氏は「K-1Dynamite!!」で桜庭和志と対戦した秋山成勲のセコンドについたことがある。秋山が体にクリームを塗って試合に臨んだことで桜庭に不利が生じる「ヌルヌル騒動」が起き、秋山が失格になった因縁の試合だ。

「現役引退後にはK-1から『ワンマッチでやらないか』とのオファーが届いたこともあります。実は昨年の薬物疑惑報道後、野球関係の仕事がなくなったためか、清原氏はマスコミ関係者に橋渡しを依頼し、格闘界の重鎮たるアントニオ猪木氏に接触しようとしました。親しい人物には『猪木さんと何かできないか』と漏らしていたとも」(格闘技ライター)

 清原氏と猪木氏といえば01年、PRIDEのリング上で、「闘魂注入ビンタ」を受けた縁がある。

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