RIZINで活躍する、格闘家で人気ユーチューバーの朝倉未来が手掛ける「1分間最強を決める。」がコンセプトの格闘イベント「BreakingDown」(以下、BD)。2月19日に迫った「BD7」の対戦カードが次々に発表され、出場者たちのYouTubeチャンネルはもとより、関連動画も再生数を稼ぐ人気ぶりだ。試合当日は大変な盛り上がりとなることは、間違いないだろう。
ところが、まだ対戦相手が明らかになっていないのが、初参戦する第4代K-1 WORLD GPスーパーライト級王者・安保瑠輝也だ。スポーツ紙記者が語る。
「安保は昨年12月末にK-1との契約解除を発表しました。21年9月に負けた野杁正明へのリベンジを希望していたのですが、野杁がこれに前向きでなということで、K-1に見切りをつけたのです。今後は『RIZIN』やシンガポールの格闘技団体『ONE』への本格参戦が取り沙汰されていますが、その前に大きなインパクトを残し、影響力を拡大しようと、話題のBD参戦に名乗りをあげたようです」
対戦相手について当初、安保は「どちらかというと、外国の強い選手と戦いたい。木村ミノル選手とか」と、第3代K-1 WORLD GPスーパーウェルター級世界王者の木村”フィリップ”ミノルの名前を挙げていた。
その後、マッチメークする朝倉が安保の対戦相手について「すごい相手が決まっちゃった。RIZINの試合じゃんみたいな。普通に楽しみ」と言及。K-1出身で現在は総合格闘家の平本蓮がなんらかの情報を得たようで、ブラジル国旗の絵文字をツイート。安保の相手がブラジル国籍の木村であることを匂わせた。
この一連の流れから、対戦相手は木村で決定かと思われたが、その後、安保がブラジル国旗を交えて、
「俺が体重譲って70キロで試合決定で話進んでたんですけど負けるのにビビっちゃったのか、ごねはじめてるみたい」と交渉が難航していることを明かし、ついには「もう逃げたやつの事はどうでもええか 今日も一日張り切ろう!」とツイート。結局、木村との対戦は流れてしまったようだ。
「ツイッター上で総合格闘家の青木真也とやるやらないの言い合いがあったものの、まだ対戦相手は明らかにされていません」(前出・スポーツ紙記者)
現役バリバリのプロの参戦で、新たなステージへと進化を遂げそうなBD。実力者・安保に相応しい相手が決まることを望みたい。
(露口正義)