12歳差という年齢の壁を越えて、テレビ朝日アナウンサーの下平さやか(42)と巨人の長野久義(30)が結婚を発表し、ネット上ではアラフォー女性たちから「よくやった!」「希望が持てる」との賛辞の声があがっている。
下平アナといえば、95年の入社後の秋には、人気番組「トゥナイト2」に出演。翌年には「ミュージックステーション」でタモリとともに司会を務め、00年には「やじうまワイド」で初の女性メインキャスターに抜擢された。
アナウンサーとして順風満帆だったなか、99年にSMAPの中居正広との熱愛が発覚。その後、00年には内村光良と焼肉店での深夜デートが週刊誌に掲載されると、その当時司会を勤めていた「スーパーモーニング」の生放送中に「真面目にお付き合いをさせていただいています」と前代未聞の交際宣言をして世間を驚かせたものだった。
この時点では真剣交際と好意的に受け止められたものの、その後破局。そして09年、当時巨人にドラフト1位で指名された長野とのキスシーンが写真誌に掲載され「やじうまプラス」の司会を降板となってしまう。
「これら一連の恋愛報道で、下平には“スキャンダルアナ”のイメージがついてしまった。アナウンサーとしての実力は高く評価されていただけに、局内では下平に対して“裏切られた感”が強く、報道局社会部記者扱いになり番組から干されてしまったんです」(テレビ関係者)
だが、テレビ朝日関係者は次のように擁護する。
「下平さんは、誰にでも分け隔てのない人で、スタッフからの評価は高い。しかも、雑談であれ目を見つめて人の話を真剣に聞くんです。そんな態度が誤解をさせ、アタックする男性が多かったのも事実。それが“恋多きアナ”のイメージにつながってしまった」
転機となったのは、東日本大震災での落ち着いた報道ぶりだった。局内ではアナウンス力の高さから「やはり下平だ」という声が高まり、徐々に番組への復帰が始まっていったという。
今回の結婚報道で今までの汚名もすっかり返上された下平アナ。今後は仕事に結婚生活にと、「アラフォー世代の希望の星」としてさらなる活躍を見せてくれるに違いない。