3月27日の「報道ステーション」(テレビ朝日系)での古舘伊知郎キャスターと、コメンテイターを務めていた古賀茂明氏とのバトルが、大きな波紋を呼んでいる。
「4月の改編を前にした単なるコメンテイターの入れ替えが、土壇場で思いもよらぬ“暴露テロ”を生み、局内は大騒ぎ。しかも、官邸の圧力を明言し、その圧力に古館キャスターも屈して古賀氏が降板したとなったらキャスター生命が終わりかねない。その日は、番組終了後に送別会が行われましたが、古賀氏はもとより主要スタッフは別室に呼ばれ、事情聴取が行われていました」(番組関係者)
古館のキャスター生命もさることながら、番組打ちきりともなれば、看板番組だけに影響は計り知れない。「古賀氏が番組で『録音テープ』公開をほのめかしたことに対して、『こちらも出させていただきますけど』と逆ギレした古館キャスターですが、コトは古館個人の進退ではすみませんよ。安倍総理寄りの姿勢を見せるテレビ朝日の早河会長は、安倍政権に否定的だった古館キャスターはもちろん、番組自体の打ち切りを検討しているとも言われています。10月の改編期あたりが見ものですよ」(夕刊誌記者)
もっとも、古賀氏の爆弾発言以降、番組の視聴率は好調と言われている。今回の騒動で最も得をしたのはテレビ朝日だった!?