4月9日放送の「ヨソで言わんとい亭」(テレビ東京系)で、人気グラドルの杉原杏璃がグラビア業界の裏事情を暴露した。一部のグラドルのことを「お金持ちの社長さんと知り合うほうが目的って子もいる」と明かし、そうしたグラドルたちを「腰掛けでやっているクソグラドル」と強い調子で非難したのだ。
グラビア事情に詳しいライターが説明する。
「グラドルの事務所は本当にピンキリです。人気タレントが数多く所属する大手事務所がある一方で、業界の右も左もわからないような素人が立ち上げた事務所もあります。そんな有象無象の事務所では仕事を取ってくることもほとんどできません」
小規模な撮影会が唯一の仕事というタレントも多く、そこで少し人気が出ると、バラエティ番組のオーディションに誘われることもあるが、番組制作会社のスタッフがあきれた様子で振り返る。
「ウチが運営している某ミスコン番組では、スタッフが注意事項を説明している最中にも私語をやめず、見かねて注意すると『はぁ~!?』と逆切れする子が1人や2人ではありません。しかも、事務所のマネージャーまでもが『それがどうかしたんスか?』と言ってきたりするから驚きです」
こんな調子では番組出演やグラビア掲載にはほど遠いが、ここで暗躍するのがキャスティング会社やコーディネーターといった面々だ。様々な出演枠を握っている彼らにとって、売れないグラドルを束ねるのも仕事の一つ。彼女たちをクライアントの接待の場に連れていくこともあるという。
「クラブのVIPルームで接待し、そこにグラドルを何人も送り込むという話はよく聞きますね。女の子のほうもそこにチャンスがあるとわかっているんでしょう。あとは自由解散にしてしまえば、意気投合した同士で何をするかは当人任せじゃないですか」(前出・制作会社スタッフ)
本人の自由意思なら外野が口を挟むことではないかもしれない。ただ、グラドル全体が軽いものだと思われてしまうと、グラビアの世界で真剣に頑張っているタレントはガマンならないのだろう。