歌手の森高千里が初司会を務めることで話題となった音楽番組「水曜歌謡祭」(フジテレビ系)が15日にスタートした。
同局にとっては21年ぶりとなる生放送の音楽番組で、森高のほか、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建が司会を担当。15日の初回放送は2時間スペシャルで36組56人のアーティストが出演したが、平均視聴率は7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という結果となった。
「同番組は年末恒例の大型音楽番組『FNS歌謡祭』のスタッフが制作する音楽エンタテインメントショー。人気アイドルから実力派アーティストまでが共演する、いまや貴重な音楽生番組です」(芸能ライター)
そんな一回目の放送で、評価の明暗がわかれた二人の女性アーティストがいる。前述の森高千里とゲスト出演した工藤静香だ。
「森高は膝上丈のスカート姿で登場し、変わらぬ美脚を披露しました。しかし、司会役は不安視されていた通り。声は小さく気の利いたコメントもない。かといってニコニコしているわけでもなく、正直向いてない印象です」(芸能関係者)
ネット上でも「コメントに心がこもっていない」「『ハイ』しか言えないのか」と散々だ。
一方で、再評価ムードが高まったのが工藤静香。番組ではAKB48、ももいろクローバーZのメンバーとコラボ。「恋するフォーチュンクッキー」や「禁断のテレパシー」、山口百恵の名曲「イミテイション・ゴールド」などを歌った。
「若いアイドルとコラボしたことで、工藤の歌唱力の高さがより一層引き立っていました。また、スタイルの良さにも驚き。もともとすごく細いタイプでしたが、子供を2人産んだ中年とは思えないボディラインは、プロ意識の高さを見せつけました」(前出・芸能関係者)
また、工藤が自身のデビュー曲「禁断のテレパシー」を歌った際には、「歌唱力ハンパない」「やっぱり本職の歌手だわ」と絶賛、「今まで嫌いでスミマセン!」と心改める人まで現れた。
「アイドル時代から評判だった工藤の歌唱力は健在。これを機に本格的な歌手活動の再開を熱望する声が高まることでしょう」(前出・芸能ライター)
思わぬところで株を上げた工藤と、下げてしまった森高。往年のアイドル対決の勝敗は、工藤がまずは1勝といったところか。