芸能

「脚本・野島伸司」で輝いた女優たち(2)雛形あきこ、広末涼子、武井咲が…

20150421nojima_b

「聖者の行進」(98年/TBS系)では、知的障害を持つ少女を演じた雛形あきこが、夜な夜な勤め先の工場長(段田安則)から性的虐待を受けた。

 問題のシーンは第2話。薄暗い社長室にお茶を運びにきた雛形の口に、段田がウイスキーのボトルを無理やり突っ込む。

「お前、いい体してんな」

 そう言い放った段田はソファに押し倒して、抵抗する雛形の顔を1発ひっぱたく。

「た、す、け‥‥」

「いい子だ。誰にも言うなよ」

 恐怖のあまり身動きできなくなった雛形のスカートの中に、段田は強引に手をねじこみ、股間から内ももにかけて執拗に撫で回す。そして、むしり取られたインナーが、雛形の左足のくるぶしから放り投げられる。シャツも一気に脱がされ、ブラがあらわになった胸元に顔を埋めた段田は、胸の感触を確かめるようにほおずりするのだ。

「イヤァ~、ヤダヨ~」

 悲痛な叫び声が視聴者の耳に響き渡った。

「ドラマは、96年に実際に水戸市で起きた知的障害者の虐待事件をモデルとして描かれました。視聴者からは毎回50本以上の抗議電話が殺到し、終盤には社名を外すように要請したスポンサーも出たほど。しばらくは番組のバッシング報道が止みませんでした」(週刊誌記者)

 この他にも「ひとつ屋根の下」(93年、フジテレビ系)では、小梅役・大路恵美が暴漢に襲われた。

 また、広末涼子が傷害事件を起こし、少年鑑別所入りする「リップスティック」(99年/TBS系)では、広末が身体検査を受けるシーンがある。

「これは『女囚さそり』や『網走番外地』を知っている世代をたまらなく興奮させる演出でしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 2010年には、「GOLD」(フジテレビ系)で、五輪を目指す水泳選手役の武井咲が危機一髪に陥る姿が描かれた。

 男の部屋に連れ込まれた武井は、だまされたことに気づき、逃げ出そうとするが、腕をつかまれ逆にベッドに押し倒されてしまう。

「やめてぇ! 離してよ!」

 と絶叫するが、抵抗もむなしく、ブラウスのボタンをバリバリッと引き裂かれてしまう。すると、中から黄色いフリル付きのインナーと日焼け跡が生々しい谷間をのぞかせるのだった。

 テレビドラマがおとなしくなった時代にこそ、こんな野島マジックが必要なのではないか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
巨人・坂本勇人「2億4000万円申告漏れ」発覚で「もう代役・中山礼都の成長に期待するしかない」
3
青柳晃洋「マイナー登板でも大乱調」の暗闇…また「有原式」「上沢式」が発動されるのか
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏