女優の能年玲奈と所属事務所の独立トラブルが波紋を広げているが、“本筋”とは関係ないところで、マンガや映画界にもその話題が飛び火している。
発端は、トラブルの内幕を報じた週刊文春の記事中に、人気漫画の原作で今年8月に実写映画化される「進撃の巨人」に能年がオファーされていたという記述があったこと。
「その役はファンの間で人気トップクラスの『ミカサ・アッカーマン』。しかも、原作では主人公の幼なじみのミカサを主役に据えた話に変えるという案まで提示されたのだとか。それが本当なら、製作サイドはそれほどまでに能年に惚れ込んでいたということでしょう」(芸能記者)
しかし、そのオファーを事務所は断わり、結果、ミカサ役は水原希子に決まっている。この話を伝え聞いた能年は事務所に不信感を募らせ、今回の独立トラブルの一因になったという。
もっともミカサは陰のある凄腕の兵士で主人公を守ることにすべてをかけているキャラクター。おっとりして“守ってあげたい小動物系”の能年とはかけ離れているため、ネット上では、
「ミカサの能年はありえない。水原のほうがまだマシ」
「能年だったら、その時点で大コケが決定していた」
「作者や監督が『あまちゃんファン』だったのか」
「(桜庭ななみ演じる)アルミンだったらわかる」
と、無謀なキャスティングを逃れたファンの安堵の声が多数聞こえてくる。
降ってわいた「進撃の巨人」の裏舞台。映画を観る際は、「もしもミカサが能年だったら」と想像してみたら、二度楽しめるかもしれない。