女優・井上真央(28)が、自身主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の視聴率低迷に対し、異例の謝罪をして話題になっている。井上は4月20日に出席した同ドラマの試写会見の席で、
「いろいろな原因があると思うんですけれど、主人公である私の力不足であるとしか言えない」
とコメント。近年では視聴率低迷が何かと話題になる大河ドラマだが、主演キャストがドラマ放送中に直接視聴率に言及して謝罪した前例はなく、注目を集めた。
同ドラマは1月4日放送の初回が16.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と過去10年でワースト1位の低空発進となったが、その後も視聴率1ケタ台を記録するなど苦戦が続いている。
「そもそも『花燃ゆ』に関しては、井上演じる主人公が幕末の思想家・吉田松陰の妹という、かなりマニアックな人物ということもあり、放送開始前から苦戦が予想されていました。実際、初回の視聴率の悪さが視聴者の期待度の薄さを如実に表しており、現在の厳しい情勢は想定の範囲内でしょう」(テレビ誌編集者)
そうした中、異例とも言える今回の井上の謝罪は巻き返しへの苦肉の策という声も出ているという。
「端的に言えば、もう“お涙頂戴”しかないということです。ここからの巻き返しは正直厳しいですし、数多くのCMに起用されるなど好感度の高い井上がみずから責任を一身に背負うような発言をすることで同情を誘い、視聴者を引き込もうということでしょう。井上サイドにとっても、あえて戦犯を買って出ることで『真央は悪くない』という空気が作れ、今後、女優活動を続けていくうえでプラスになりますしね」(芸能プロダクション関係者)
早くも白旗ムードのNHK&井上サイドだが、奇跡の神風は吹くか!?