物語が幕末の動乱期へ突入しても、相変わらず視聴率が低空飛行を続けるNHK大河ドラマ「花燃ゆ」だが、ここにきて主演女優の井上真央に対する評価が高まっている。
「第18話の試写イベントで、低視聴率の責任の一端は自分にもあると発言したのがきっかけでした。世論は主演女優に謝罪させた制作側の非をとがめ、一気に井上に同情が集まった。そしてその裏には、井上のけなげさがあるんです」(芸能ライター)
実は井上は、「花燃ゆ」の番組宣伝のために奮闘しているというのだ。
「NHKはスマホに番組のオフショットなどの情報が届くLINE公式アカウントを展開しているんですが、『花燃ゆ』には毎回欠かさず、井上からその週の見どころについてメッセージが届くんですよ」(前出・芸能ライター)
大河といえば年間を通し撮影スケジュールが過密をきわめる。そんな中、そのたぐいの仕事は“雑用”扱いで事務所スタッフに丸投げするタレントも少なくない。
「ところが井上の場合、本当に自分でメッセージを作り、それを番組広報が受け取っているんです。広報も、『きょうも真央さんからメッセージが届きました』と嬉しそうに転送している。忙しい現場でメッセージをしたためているため誤字が出ることもあるが、原文のままとしてそのまま送っています」(前出・芸能ライター)
メッセージは番組直前に届くこともあるという。井上のまじめさを物語るエピソードだ。これで視聴率が伴ってくれればよいのだが。