芸能評論家の肥留間正明氏も、
「『花子とアン』でお茶の間に顔と名前が浸透し、女優として飛躍するチャンスだったのに休養が長すぎた。映画『蛇にピアス』(03年)のような、大胆なシーンにもう一度挑戦して新境地を切り開いてほしい」
とエールを送る。しかし、女優復帰には、さらに時間がかかりそうだ。こんな情報もある。
「すでに所属事務所が製作に関わっている新作映画への出演が決定し、夏頃から撮影が始まるのですが、それまでに吉高は女優業への意欲を取り戻せるのか‥‥。事務所のスタッフはヒヤヒヤしています」(芸能プロ幹部)
そんな周囲の心配の声をよそに、当の吉高は、こんなことまで口にしているというのだ。
「私、日本はもうイヤ、韓国や台湾で仕事したい」
12年に韓国で放送された「ヴァンパイア検事 シーズン2」に日本人占い師役として出演した吉高は、現地の食文化をいたく気に入り、最近も韓国旅行に出かけている。台湾についても同様で、「旅行した際に食文化や雰囲気に癒やしを感じた」(芸能プロ幹部)そうだ。
しかし、である。こうして見てくると、案外、今回の「日本脱出」発言も、酒好きで知られる彼女が、彼の地で憂さ晴らしをしたいという、どこか前向きの発言にも聞こえてくる。ここはひとつ、現地でたらふく飲み、食べまくり、むしろ元気になって戻ってきてもらいたいものだ。