5月14日に放送されたテレビドラマ「ヤメゴク」(TBS系)の第5話視聴率が6.4%だったことがわかった。初回は9.1%を記録したものの、それ以降は伸びることがなく、なんとか6%台を保っている。今回の視聴率についてテレビ誌記者はこう語る。
「木曜21時台はバラエティの『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)や『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)など人気番組がひしめく激戦区。さらに今回は低迷していると思われたキムタク主演『アイムホーム』(テレビ朝日系)が14.5%と大幅に数字を上げてきました。『ヤメゴク』もついに6%を割るかと思われましたが、前回から0.2ポイント上げ、6.4%で留まった」
これだけの人気番組にはさまれる中で数字を下げなかったことは、十分に健闘していると言えるのかもしれない。大島が過去に所属していたAKB48の後輩、渡辺麻友の「戦う!書店ガール」(フジテレビ系)もまた視聴率4~5%と低迷しているが、かろうじて現段階では大島が1歩リードした形となる。女優として次のステップへ進むためグループを卒業した大島だけに、現役メンバーの渡辺にだけは負けるわけにはいかないという気持ちもあるだろう。
「『ヤメゴク』は2話以降、一定して6%台が続いていますが、これは離れない固定視聴者を掴んでいるということ。なぜなら、監督は過去に『トリック』や『SPEC』など映画化までされた人気作を手がけてきた堤幸彦です。彼の手がけるドラマは他と比べて、特に熱狂的ファンが多い。そのため、大島に興味が持てなくとも、堤監督ならば最後まで見てみようという固定層がおり、視聴率を下支えしているのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
今回、大島は監督に助けられる形となるのかもしれない。後はどれだけ彼女の魅力で新規視聴者を掴めるかが、「ヤメゴク」浮沈の鍵を握るだろう。