4月28日に放送されたAKB48が出演するバラエティ番組「AKBINGO!」(日本テレビ系)での、息相撲というゲームが世界的に話題となっている。放送後、フェイスブックや動画サイトに映像がアップされると、外国人を中心にアクセスが殺到。現在は6000万再生を超えるなど、かつてAKB48の峯岸みなみが、坊主頭で動画をあげた時に次ぐ勢いとなった。
「メンバーたちが行った『息相撲』というゲームは、口で咥えた透明な筒の中に昆虫を入れ、息を吹きあいながら相手の口に放り込めば勝利というものです。このゲームで実際に使われた昆虫はセミだったのですが、海外の動画ではゴキブリと紹介されました。勘違いした外国人たちにより、物すごい勢いで拡散されました」(芸能記者)
動画を見てショックを受けた外国人からは、「なんて猟奇的なゲームなんだ!」「日本人は正気か!?」といったコメントが相次いだ。アイドルたちが口に含んでいたのは、ゴキブリでなく食用のセミだったとはいえ、日本人からみてもショッキングな映像である。なぜアイドルである彼女たちが、ここまで過酷なゲームを課せられるのだろうか。
「いまやAKBのバラエティ番組では、そこらの芸人よりもゲテモノを食べることが当たり前となっています。とはいえ、昆虫を食べるのは知名度のある選抜メンバーよりもメディアに出られない非選抜メンバーが多い。人気のないメンバーは昆虫を食べてでもファンにアピールしなければ、巨大なAKBグループでは生き残れないのでしょう」(アイドル誌ライター)
昭和のアイドルとは違い、現代の多様化したアイドル文化の中では、過酷な内容も避けては通れないようだ。彼女たちの努力が報われればいいのだが。