夏に向けてキュッと引き締まったボディを手に入れたい、そのために筋トレをしよう! となると、まず思い浮かぶのが腹筋、という人は多いだろう。しかし、腹筋よりも断然ダイエットに効果的な筋トレがある。それが「スクワット」だ。
体を引き締めるには、余分な脂肪を落とさなくてはならない。では、体についた脂肪はどのように消えていくのか。それには筋肉の存在が欠かせない。簡単に言えば、体内の脂肪は筋肉の中にある「ミトコンドリア」という脂肪燃焼工場に運ばれ、そこで燃焼されるのだ。
その脂肪燃焼を促すなら、体内で最も大きな筋肉を鍛えるのが手っ取り早い。それは、大腿四頭筋、つまり太モモの前側の筋肉である。これを鍛えるには、スクワットが最適。
やり方は簡単。
【1】肩幅程度に足を開いて、まっすぐ立つ。両手は体の横につけるか、頭の後ろで組む。
【2】そのままゆっくりと膝を曲げて、腰を落としていく。横から見たとき、膝がつま先よりも前に行かないように意識し、背中は猫背になったり反ったりしないようまっすぐに保つ。
【3】モモと床が平行になったところで、膝と背筋を伸ばしてゆっくり元に戻る。
スクワットは、大腿四頭筋を刺激するだけでなく、全身の血流を良くする働きもある。というのも、股関節を動かす運動であるため、上半身から下半身までしっかり血液が巡るからである。さらに、ゆっくりと姿勢を意識して行うことで腹部にかかる圧力が高まり、内臓強化にもつながる。
スクワットを中心に筋肉量を増やし、血行をよくすること。これが「痩せ体質」を作るのに最も手っ取り早いトレーニングなのだ。1日10分程度続けるだけでOKなので、今すぐ始めてみよう。