水原希子に本田翼、最近では広瀬すずと、ボブカットの女性タレントが人気を呼んでいる。ヘアサロンに雑誌の切り抜きを持ち込み、「こんなボブカットにしてください!」と注文する女性も増えているが、いざカットしてたら予想と違っていたと悩むケースも多いようだ。
「そもそもボブカットって、おかっぱ頭のことなんです」と語るのは、女性誌のヘアカタログページを手掛ける女性ライターだ。ちなみにWikipediaで「ボブカット」を検索すると、「おかっぱ」に転送されてしまうのは意外なところだ。
「ボブカットの基本は襟足を同じ長さでそろえること、そして前髪をパッツンにすることで、まさにおかっぱそのものです。ただし前髪のほうはわりとアバウトで、水原希子さんの“キコボブ”では基本的に額を見せていますね」(前出・女性ライター)
典型的なボブカットは、今なら広瀬となるようだ。本田も前髪に分け目を付けたりするものの、ほぼ典型的と言えるだろう。今風のボブカットでは、顔を包み込むようにサイドの毛先を内側にカールさせるのが特徴。これが小顔効果の秘訣となるが、毎日ブローする必要があるので手入れが面倒というデメリットもある。
一方でAKB48在籍時の前田敦子は「前下がりボブ」と呼ばれ、襟足が前に行くにつれて長くなるアレンジを施していた。この髪型に近いのが、先日、ボブカットを披露した島崎遥香。ファンからの評判はいいようだが、女性の目からは異論もあるようだ。
「島崎さんは顔が卵型なので、ボブカットによる小顔効果が期待できず、むしろ面長さが目立っているように感じます。そもそも面長にはボブカットは不向き。剛力彩芽さんのようにベリーショートにするか、吉高由里子さんのようにウェーブを入れたロングが似合うんです」(前出・女性ライター)
ボブカットにしたら予想と違ったという人は、あらためて顔の形をチェックしてみるといいだろう。ちなみに丸顔の人でも、ボブカットにして納得がいかないケースがあるのはなぜだろうか。
「ボブカットにすると顔のパーツが目立つようになり、目が一重まぶたや切れ長の人は、サブカルっぽく見えてしまうことがあります。ほかには髪型のシルエットが大きくなるので、頭が大きく見えることもありますね」(前出・女性ライター)
なかには、IKKOみたいになったとか、名画の「麗子立像」みたいになったという声も。ボブカットにする前には入念にカット後のイメージを思い浮かべてみるべきかもしれない。