SMAPの木村拓哉が主演を務めるテレビドラマ「アイムホーム」(テレビ朝日系)の第9話が11日に放送され、視聴率が16.5%だったことがわかった。この数字は現在放送中の民放ドラマの中でトップの記録となる。
「中盤のストーリーにおけるマンネリが視聴者から叫ばれていた『アイムホーム』ですが、今週は最終回直前ということもあり物語が大きく動き始めました。黒幕を匂わす部長演じる西田敏行の暗躍、所属していた第十三営業部の解体、会社の違法取引を行った中心人物が木村演じる主人公だったことが語られるなど、衝撃の展開が続いたため視聴者を惹きつけたのでしょう」(テレビ誌記者)
そんな「アイムホーム」は初回こそ視聴率16.7%を記録したものの、それ以降は15%を下回っていた。しかし今回の第9話は再び16.5%という高視聴率を記録。しかしこの数字の理由には“カラクリ”があるという。
「本来、『アイムホーム』が始まる前の20時台は、視聴率1ケタが続いていた『木曜ミステリー』が放送されていました。しかし今回は、サッカー日本代表戦が中継され、15.8%という高い数字を記録した。さらにテレビ朝日は、サッカー中継からドラマ開始までをCMを挟まずに繋げたことで、チャンネルを変える暇を与えませんでした。その結果、本来のドラマ視聴者とサッカーを観戦した視聴者が合わさり、『アイムホーム』の視聴率は上昇することとなったのです」(芸能記者)
まもなく最終回を迎える「アイムホーム」。直前にサッカー中継のない来週こそが、キムタク本来の力が試されることになりそうだ。
(森嶋時生)