およそ1年にわたり、解散を巡るゴタゴタで世間を騒がせたSMAP。国民的人気を誇ったアイドルグループは、16年末を持って消滅。グループ内での孤立がたびたび報じられた木村拓哉(44)は、ブレずに「オレ様」言動を発していた。
12月26日放送の冠番組「SMAP×SMAP」(フジ系)の最終回でグループとしての活動にいちおうの終止符が打たれた形のSMAP。今後、メンバー5人はそれぞれソロ活動に身を投じることになるが、一貫して事務所への忠誠を示し続けたとされる木村への厚遇が目立っている。
「解散に伴い、新たに“旧メンバー”それぞれのファンクラブが作られることになりますが、真っ先に最優先して設立されるのがキムタクなんです。それに今後とも『SMAP』の称号が使えるのもキムタクだけ。他の4人が務めていたラジオのレギュラーは全て番組タイトルから『SMAP』の冠が消える中、キムタクのみ『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)のまま変更はありません」(事務所関係者)
今後は「1人SMAP」として活動していくキムタクだが、
「解散騒動で『裏切り者』というイメージがついてしまったので、人気回復のために、事務所サイドはなりふりかまわない状況です」
と語るのは、木村主演の1月ドラマ「A LIFE~愛しき人~」を放送するTBS関係者だ。
「これまでも主要なキャストの起用に口を挾んできましたが、今回は脇役にまで注文をつける強硬姿勢で、唯々諾々と従った結果、膨大な制作費がかかることになってしまいました」
この「大作ドラマ」では、浅野忠信(43)や松山ケンイチ(31)、及川光博(47)、菜々緒(28)ら錚々たる“主役級”がキムタクの門出を支えることになったが、
「撮影に入る前から木村さんの発するオレ様言動で、スタッフから総スカンでしたよ」
こう打ち明けるのはドラマ関係者。大ヒンシュクを買った木村の「KY素顔」は11月25日、スタッフやキャストが集う顔合わせの場でも目撃された。
「冒頭で出演者たちが挨拶する場面があったんです。皆さんしっかりとドラマへの意気込みや抱負を語っていましたが、木村さんはたったひと言で挨拶を終えてしまったんです」(前出・ドラマ関係者)
その短すぎるスピーチに周囲はアゼンとなり、現場は気まずい空気に包まれたという。この窮地を救ったのは、ヒロイン役の竹内結子(36)だった。
「木村さんのスピーチをネタにして、挨拶は『よろしくお願いします』のたったひと言。この機転で、場はだいぶ和みました。題材が医療というだけあって、現場は『打倒・ドクターX』で団結しています」(前出・ドラマ関係者)
キムタクにとって、今後の「俳優LIFE」を占う一作になりそうだ。