ベストセラーSF小説の原作で大手ワーナー・ブラザースが配給し、多くのイケメン役者をキャスティングした鳴り物入りの映画「ストレイヤーズ・クロニクル」があまりに大コケで、関係者を落胆させている。
公開第1週(6月27・28日)の週末興行成績は6451万円。これは公開9週目で上映回数が「ストレイヤーズ──」の3分の1程度しかない「ビリギャル」と同レベルの数字。これでは最終的にも2億~3億円程度しか見込めない「大幅赤字映画」に決定だと関係者が頭を抱えるのも当然だ。
「超能力を駆使する若者をテーマにした映画ですが、この手のSFものは毎回、VFXの技術や演技の説得力においても邦画の陳腐さは目を覆うばかり。『ストレイヤーズ──』も酷い出来です。だから大ヒットしないのは当然の結果といえそうですが、もしも主演役者に客を呼べる人気があれば、公開第1週ぐらいはある程度の数字を出すはずなんです」(映画ライター)
主演の岡田将生は出演映画が30本近くを数える、芸能界屈指のイケメン俳優。10代や20代を中心に女性人気もあるのだが、なぜか主演映画は全て配給会社の目標数字を下回っているという。
「バラエティなどにあまり出演しないので、実はあまりお茶の間に認知されていないことも原因の1つでしょう。プラス、ある30代の女性記者に言わせれば『草食男子の雰囲気があまりに出すぎ』だと。ジャニーズなどのアイドルファンはともかく、福山雅治や佐藤健ら、一般女性がスクリーンでカッコイイと思う男性陣にはもっと『抱かれたい』と思わせる肉食の色気があると言ってましたね。妙に納得しました(笑)」(前出・映画ライター)
はたして岡田は客を呼べるイケメンに脱皮できるか!?
(村岡タクミ)