先週開幕した福島は、美浦のベテランジョッキー蛯名騎手と横山典騎手で稼ぎたい。狙いは短距離戦だ。
「蛯名騎手は1200メートル以下で〈17 6 14 33〉(52.9%/121%)。横山典騎手も〈9 9 11 22〉(56.9%/133%)。スタートを決めて、巧みに好ポジションを取っているんでしょうね」(伊吹雅也氏)
1700メートル以上であれば北村宏騎手の出番だ。成績は〈16 16 10 66〉(38.9%/108%)で、そのうち出走頭数が14頭以下の場合は〈4 8 4 16〉(50%/150%)となる。
「種牡馬のトップが京都や東京を得意とするディープ産駒というのは意外でしたね。昨年の七夕賞で10番人気のニューダイナスティが2着したように、近走内容の見劣る馬が軽視されがちなので狙い目。芝1800メートル以上であれば〈6 9 9 28(46.2%/137%)です〉(前出・伊吹氏)
ジャンポケ産駒は4歳以上で〈4 2 4 27〉(27%/250%)。ハーツ産駒は芝2000メートル以下で〈3 5 4 22〉(35.3%/171%)と数値が跳ね上がる。
「昨年の七夕賞はハーツ産駒のメイショウナルト(5番人気)が優勝。今年も出走予定ですが、ハンデ(昨年56キロ)が鍵になりそう。となれば、同じハーツ産駒で福島初参戦となるレコンダイトに注目したいですね」(藤井記者)
ダートの狙いは、クロフネ産駒の牝馬〈2 4 5 21〉(34.4%/137%)で、牡馬およびせん馬であればネオユニ産駒〈4 2 2 11〉(42.1%/161%)。ただ後者は牝馬を含めても好走例があったのは、ダ1700メートルに限られていた。
「出走馬が少ないですが、覚えておきたいのがファスリエフ産駒。前走10着以内の馬が〈2 5 2 10〉(47.4%/179%)と好成績でした」(前出・伊吹氏)