中京で注目するのは、福永騎手と浜中俊騎手だ。
「浜中騎手は、芝でもダートでも外枠であれば連軸として信頼できます。福永騎手は、1000万下から上のクラスで騎乗してきた時と1200メートル戦で狙いたいですね」(伊吹氏)
浜中騎手は6~8枠で〈21 8 16 45〉(50%/101%)。福永騎手は上のクラスで〈6 7 3 14〉(53.3%/117%)、1200メートルなら〈9 2 2 9〉(59.1%/119%)だ。
下級条件なら牡馬かせん馬に騎乗した時の北村友騎手。〈10 14 9 60〉(35.5%/127%)で、高配当の使者と言っていいだろう。
芝のオススメ種牡馬は、ディープとキンカメだ。
「中京の芝は基本的に外枠有利です。そこだけをピンポイントで狙えば効率的です」(前出・伊吹氏)
5~8枠のディープ産駒が〈17 12 16 48〉(48.4%/111%)、キンカメ産駒は〈8 6 6 30〉(40%/170%)。回収率だけで見れば、キンカメ産駒のほうが馬券的にはおいしい。
「特にキンカメ産駒の芝1600メートル〈5 6 2 16〉(44.8%/176%)は成績が優秀です。産駒のミッキードリームが13年と14年の中京記念で連続2着。どちらも13番人気、11番人気での大暴れでした」
今年の中京記念(7月26日)は、有力馬の動向が未定だが、両産駒の馬が出てくるか否か、要チェックだ。
芝でもう1つ注目したいポイントが、サクラバクシンオー産駒。
「サクラバクシンオーは11年に他界したので現役の産駒は減っていますが、もともと高齢まで活躍する馬が多い血統。特に外枠の成績がよく、5~8枠なら〈5 2 3 15〉(40%/135%)です」(前出・伊吹氏)
ダートでの1位はマンハッタンカフェ産駒だ。
「4~8枠で〈5 2 2 10〉(47.4%/128%)。芝でも枠番が7~8枠の時が〈4 5 4 12〉(52%/216%)と安定しています。また、ハーツ産駒は、前走の4コーナーを5番手以内で通過した馬が〈2 4 0 3〉(66.7%/164%)と高い数値。先行馬を狙いたいですね」(前出・伊吹氏)
ディープ産駒は内枠で好成績をあげている。
「1~3枠で〈1 0 4 6〉(45.5%/215%)。全兄ブラックタイド産駒も〈1 3 0 4〉(50%/266%)ですから、意外と夏の中京ダートが向いているのかもしれませんね」(前出・伊吹氏)
ちなみに7月12日のプロキオンSは、マンカフェ産駒のグレープブランデー、福永騎手がベストウォーリアで出走を予定している。
今回のデータを参考に、荒れる夏競馬でガッポリと稼ぎたいところだ!