作曲家・村井邦彦の70歳を祝して、かつて彼が設立した音楽出版社のアルファミュージック、レコード会社のアルファレコードに所属するアーティストたちが集結するライブイベント「ALFA MUSIC LIVE」が9月27、28日に東京Bunkamuraオーチャードホールで開催されることが発表された。
70年代を席巻した元YMOの細野晴臣、高橋幸宏、ガロの大野真澄、サーカスらなどとともに、ユーミンこと松任谷由実が“荒井由実”として出演するという。
「ユーミンが荒井由実として活動するのは、96年に『まちぶせ』をセルフカバーした時ぶりのこと。これには2つの意味があるんです。今回のイベントは70年代に活躍したアーティストたちとの共演ですから、当時の名前を復活させたという意味と、もう一度初心に返って勢いのある“ユーミン”を復活させたいという意味が込められています」(音楽プロデューサー)
確かにここ数年のユーミンは、ステージを観ても精彩に欠けることが多く、そのつどファンから心配の声がネット上に書き込まれている。
「それは声が出にくくなっているからでしょう。特に病気などはありませんが、経年劣化ともいえる声帯の弱りが目立ってきた。本人もそれを自覚しているからトレーニングに励んでいますが、こればかりはどうにもなりません」(ボイストレーナー)
自身の名曲「あの日にかえりたい」は、現在のユーミンにとって魂の叫びなのかもしれない。