宝くじ発祥70年を迎えて、今や数字選択式宝くじもラインナップが多彩となり、人気を集めている。ビギナーでも低予算から楽しめるナンバーズ3から1等最高4億円のロト7まで5種類。中でもロトファンが「夏こそ狙え!」と声をそろえるのが、ミニロトだ!
99年4月13日にスタートし、毎回の売り上げが約5億円と、安定した人気を誇る「ミニロト」。毎週火曜日に抽せんがあり、【1】から【31】の中から選んだ本数字5個が全て一致すれば1等だ。
1等の当せん金額は約1000万円(理論値)で、その確率は約17万分の1。同じ1口200円のロト6の2等(理論値1500万円/約102万分の1)と比べても、かなり高確率なのだ。
宝くじアドバイザーの長利正弘氏が解説する。
「現在、日本で発売されている宝くじの中で、1000万円が最も当たりやすいのがミニロトです。例えば今年4月29日に発売された1等1000万だったスクラッチ(1枚200円)の確率は50万分の1。8月12日から発売される『第387回レインボーくじ』(1等1000万円/1枚100円)の確率は500万分の1です」
しかもこのミニロト、高額当せんを狙うなら夏場だという。「ロト・ナンバーズ『超』的中法」(主婦の友インフォス情報社)の石川修編集長が話す。
「ロトファンからは『夏のミニロト』などと呼ばれています。数字選択式宝くじの1等は、的中の口数によって大きく変動する点が妙味ですが、特に7月と8月は理論値1000万円超えの高額配当が例年のように相次いでいるからです」
過去3年の36カ月間で1500万円以上の配当を記録したのが計41回。だいたい月に1回、高額配当が出ている計算になるが、夏場はそれを上回るペースで出現している。
「過去、最高配当4000万円は5回だけ出ていますが、初めて出た時が7月。4回目と5回目はともにGW中でした。長期休みの時期は、サラリーマンなどの定期購入者が減ることで、的中口数も減り、高配当が出やすいと言われています」(前出・石川氏)
今年はというと、1500万円超えがGW中の1本を含めて5本と少なめなだけに、7月と8月の量産態勢に期待がかかるというものだ──と思っていたやさきの7月7日、第827回で、いきなり2452万円の高配当が炸裂した!
「この流れこそ『夏のミニロト』のパターンです。昨年も7月の2週目から3週連続で高配当が大爆発。12年8月は、4週連続で理論値の1000万円を超える配当を記録しています」(前出・石川氏)