映画版に続き、ドラマ化された「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年、TBS系)では、綾瀬はるかがヒロインに。
「彼女は背が高く、プロポーションもいいので、セーラー服姿がとても艶っぽいです。これが他のアイドルと大きく違う点。小栗旬や沢尻エリカ、神木隆之介と共演した『あいくるしい』(05年、TBS系)では、母親が亡くなったために一家の切り盛りをする長女役。セーラー服にエプロンという姿が斬新でした」(美少女研究家・高倉文紀氏)
映画版でヒロインを演じた長澤まさみは、ドラマでは新垣結衣と“神共演”した「ドラゴン桜」(05年、TBS系)での制服姿がピカイチ。さらに、あの「セーラー服と機関銃」(06年、TBS系)でもヒロインを演じるなど、00年代屈指の制服アクトレスとなった。
さて、制服ドラマの隠れた殿堂といえば「ケータイ刑事 銭形シリーズ」(02~11年、BS-TBS)だ。第1作「銭形愛」(02年)が宮崎あおい、第2作「銭形舞」(03年)が堀北真希、以降も黒川芽以や夏帆、大政絢など、美少女たちをいち早く発掘している。
「プロデューサーの丹羽多聞アンドリウ氏が、かなりこだわって逸材を抜擢しています。中でも初期の宮崎あおいと堀北真希はインパクト大。制服が今風のおしゃれな感じで、決めゼリフの『謎は解けたよ、ワトソン君!』に象徴されるコメディタッチの推理モノという設定もよかった」(前出・高倉氏)
堀北はその2年後、「野ブタ。をプロデュース」(05年、日本テレビ系)でもさらなる制服美少女の魅力を発揮。さらに「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(07年、フジテレビ系)では、男子高校生の制服に身を包んでもキュートさを炸裂させた。
最後は、北乃きい主演の「ライフ」(07年、フジテレビ系)が異色。壮絶なイジメを受ける女子高生という設定で、バケツで水を浴びせられるシーンなどが続出。
「ネクタイをラフに結んでいて、胸元が適度に開いている。そしてスカートが短すぎ!イジメ役の福田沙紀の演技も壮絶で、どちらもカラダのラインがくっきりした制服が艶っぽかった。不謹慎ながら、制服がボロボロやドロドロになる北乃の姿に、ドS心を刺激されました」(アイドル評論家・織田祐二氏)
少女たちはそれでも前へ進んでいく──。