芸能

なぜ3代目JSBにシフトチェンジしない?所属事務所がAKIRAを推し続けるワケ

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 いまや話題は低視聴率のことばかりというドラマ「HEAT」(フジテレビ系)。なかでもその棒読み演技で酷評される、主演のAKIRAに対する風当たりは強まるばかりだ。

 AKIRAが所属する芸能事務所のLDHでも、もういい加減にAKIRAをあきらめて、三代目 J Soul BrothersやGENERATIONSから次世代の俳優候補をプッシュしたほうが良さそうに思える。だがLDHの台所事情を考えると、実はまだAKIRAには一線級で活躍してもらいたいようなのだ。

 その理由はずばり、LDHが運営するダンススクール「EXPG」の存在である。全国10校に加え、台湾とニューヨークにも展開している同スクールは、小学校でのダンス必修化という追い風にも乗って、業績を伸ばしている。地方で30年にわたってダンススクールを開いている経営者が教えてくれた。

「おかげ様で業界全体のパイは大きくなっています。ただ、新しいスクールもどんどん増えていて、生徒さんの取り合いは以前よりも激しいかもしれません。EXPGさんはやはり知名度が高く、ゴッソリと生徒さんをもっていきますよ。レッスンの内容ではウチも絶対に負けてないと思うんですがねえ」

 そんなEXPGにとって大きなウリとなっているのが、現役パフォーマーによる特別レッスンだ。AKIRAも台北校をサプライズ訪問するなど、生徒との触れ合いを続けている。スクール側としても「現役メンバーからレッスンを受けられるチャンス」をアピールでき、大きなアドバンテージになるだろう。

 ただ、現役メンバーを稼働するなら、それこそGENERATIONSなどイキのいい若手グループを派遣したほうが、生徒にも年齢が近くていいのではと思うのだが、どうやらそうではないらしい。前出のスクール経営者が言う。

「結局、月謝を出してくれるのは親御さんですからね。ウチのスクールでもそうですけど、親の世代がEXILE大好きなんです。GENERATIONSですか? 名前は聞いたことがありますが、どんなメンバーがいるのかは全然知らないですね」

 なんだかんだ言って、EXILEメンバーの知名度は絶大ということなのだろう。だからこそAKIRAをドラマ主演などで活躍させ、「テレビに出ている人」というイメージを維持することにこだわるのではないだろうか。もっとも視聴者にしてみれば、所属事務所の戦略でつまらないドラマを見せられるのはまっぴらゴメンなのだが。

(金田麻有)

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