有名人に会えるなら金に糸目は付けない。そんなファンが全国にいるが、冷静に考えると(考えなくても)とんでもない“ぼったくり”に遭っている可能性が高い。
今月16日に放送された情報バラエティ番組「サンデージャポン」(TBS系)で、坂上忍と堀江貴文が開催したトークショーの内容が紹介され、「なぜそんなに払うのか!?」と、その“ぼったくり”ぶりが批判を受けている。
まず、番組では坂上のトークショーを“ぼったくり”として「日刊ゲンダイ」が報じていることを紹介。その内容によると「坂上忍のここだけのはなし ディナー&トークショー」と銘打って開催されたトークショーイベントが、ここだけのはなしは一切なしの“看板に偽りあり”な自己満足イベントだったという。坂上がひたすた焼酎の水割りを飲みながら、自身の舞台の話など宣伝トークを展開するという散々な内容だったと伝えている。
これに対して、スタジオからも「ぼったくりでは?」という声がチラホラ聞こえてはいたものの、「最低でも2万円が相場」といわれる有名人ディナーショーの中にあって、参加費が食事付きで1万2000円という良心的な金額のため、「ファンならしかたない」と理解を示す者も多かった。
ところが、ホリエモンが行っている「堀江貴文とカウンターで高級寿司を食べる」という10名限定の食事会イベントの話になると、スタジオも驚愕。松田聖子が4万8000円、破格といわれる松任谷由美でも6万円という中で、そのイベント参加料がなんと10万円という破格の値段だったからだ。本人はこれについて「飲み放題かつ食べ放題で、高級寿司ですから!」と説明。さらに、同イベントの過去の実績を調べてみると、わずか3時間で完売。なかなかの人気イベントということもあり、ホリエモンはまったく意に介していなかった。
ただ、金額的には破格の値段になっているため、坂上は「こういうのを“ぼったくり”と言うんじゃないの!?」と意見。また、テリー伊藤が「手元に50万くらい残るでしょ?」と尋ねると、堀江は「ま、まあ‥‥いいじゃないですか」と、あからさまに不敵な笑みを浮かべる始末。この相変わらずの「儲けりゃ勝ち」といった態度に、視聴者からは、「寿司を2時間食わせて、お得意の無責任トークして50万か‥‥」「番組を見ていて不快な気持ちになった」「アイドルのバスツアーより高ええええ!」と、その荒稼ぎぶりに批判が殺到した。
また、前出の坂上のトークショーには300~500人の集客があるということを坂上が伝えた際も、堀江は「いいっすね、いいっすね!」と一人でノリノリ。次なる“ボロ儲け”イベントを画策しそうなムードをかもし出していたのだ。
(松本盛太)